カテゴリー「造形班-2D3D制作ブルチェック」の70件の投稿

平面と立体、両者の挑戦

2011年5月 4日 (水)

ウェザリングリポート

ブルチェック完成しました・・・したってことにします。
皆さん見ててウスウス感じておられたと思うのですが、塗装作業、面白すぎてやめどきがありません。
たぶん、ツッコミがなければプラスチックが侵食されて自然崩壊するまでやってそうな気がしましたので、とりあえず完成ということに致します。

作業に関してはわりと細かにアップし続けましたので、わずかに2点を除けばいまさら新しいことはやってません。

仕上げるにあたりやった作業その1
「2Bの鉛筆で塗装剥げ部分をこすった」

これで割りとお手軽に金属感が出ます。

仕上げるにあたりやった作業その2
「つや消しスプレーを吹いた」

つや消しスプレーって、水性のやつとそうでないやつ(「スーパークリアー」て書いてあるロング缶のやつ)があるんですが、仕上がりに差が出るんですかね?私は在庫があったので、いつもの水性でやりました。

以上です。今日の画像はクリックすると大きくなります。
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Zm110504_02


キャタピラ基部はまあ、サビがひどいだろうなと。Zm110504_03

メットオフ状態は、普段野外戦闘であまりこのモードにならないと思いますので、他の塗装に比べて退色や剥離具合に差があるような変化をつけてみました。
Zm110504_04 小顔にもほどがありますね。連載初期のベアマーダー流介かってくらい。
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たっぷり8ヶ月はかかったと思います、今回のガンプラ改造チャレンジ。楽しかったです。ガンプラ改造はまた、いいモチーフがあったらやってみたいと思ってます。

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2011年5月 1日 (日)

あともうひと頑張りですが

もう一押しのテンションが欲しい塗装班です。

Zm110501_01
同じ緑のグラデーションでも腕銃はなるべくナマリっぽい重い感じを(戦車の装甲だって重いっちゃ重いんですが)。

Zm110501_02
 
小物、しつこくない程度に汚し。自分で着けておいてなんですが、ブルチェックが自分で使うサイズじゃないですね。随行歩兵用でしょうか?(←ひとに聞くな!)

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キャタピラも、もう一息ってとこです。汚し用に2Bの鉛筆が必要なんです♪

Zm110501_04

 

ちなみに、やらないですが、ジオラマ込みで考えると、↓のようなドライマッドの表現をキャタピラに加えるべきかと思われます。これは塗料にそれなりの石膏を加えて練り上げて作ります。

やってることがだんだん左官さんのようになってきますね^θ^;

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ゴールデンウィーク中には完成させたいーーーー!

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2011年4月22日 (金)

いきなり老朽化

いよいよ大詰め(多分)ブルチェック制作です。
塗装面剥離表現と、雨だれなどのエイジングを施しました。
塗装剥がれ表現は非常に難しいです。

タミヤエナメル:フラットブラウン
タミヤエナメル:フラットブラック
タミヤエナメル:ハルレッド
油絵の具:ローアンバー

を、いい感じのまざり具合で調合しランダムに塗っていかなきゃならないんですが、「ランダムに塗る」っていうのがクセモノですよ。つい均一に塗っちゃうんですよね。何度やっても慣れないです。
なるべく間接部や、ボディ組み付け時、修理時に工具なんかが当たりそうなところを想像しながら塗っていきます。
剥離表現を終わらせたあと、同じ調合で少し赤多目にして適当にタテ線を引いていきます。
タテ線が7割乾いたあたりで溶剤を含ませた筆で撫で取ります。取りすぎてもいけない。下地の色といい感じになじむように伸ばしていきます。雨水が隙間にたまり、サビとともに流れてヨゴレができる表現です。

で、こんな感じ。いっきにボロボロになりましたねー。
Zm110422

ジオラマって考え方をすると、ここからキャタピラまわりに泥表現(塗料に石膏まぜてやるのです)を行うのですが、それをするとジオラマベースも作らないと締りが悪いと思いますのでやりません。

チリひとつない単色背景に足回りドロドロのロボットが立っているというのはバランスが変だと思うんですよ。個人的意見ですけど。かといって、気合入ったジオラマ作る情熱も技術も無いですし。

あくまでこのモデルは
「作戦を終えて帰ってきたブルチェックを整備班が一通り洗車して、オイルを注油したり、間接にグリスを塗り込んだり弾補充したりして『危険な任務、お疲れ様です』と言い終わった状態」
で作成しております。細かい塗装剥がれまではメンテしませんよってことで。
かといって泥くらい落としておかないと、ゴーストバンクに足を踏み入れるのにクールギンあたりにキツイこと言われそうですし。

あとは細かいところ(目とか、小物部品とか)塗って、完全に油絵の具が乾いてから、全体的な色味を少し調整して、トップコート吹いて終わりの予定です。

今思ったんですが、トップコート吹いてからツヤ有りのこげ茶色を薄めで場所を定めて流せば油染み表現も出来そうですね。

とりあえずゴール見えてきてヨカッター。

 

追記:おまけ画像

Zm110422_01

 

追記2:塗装表現のため、身の回りの老朽化品を観察しました。
Zm110422_02

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2011年4月20日 (水)

昇天ペガサスMIX盛り

バラけてるパーツそれぞれのなじみ具合がわからなくなりますので、たまに全パーツ・アッセンブルしてみます。


画像は今回、クリックすると大きくなります。Zm110420_01

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塗装工程ほぼ7割完てとこでしょうか。ここからの作業が実はシンキクサイ・・・

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2011年4月16日 (土)

ドライブラシ部隊は今回後発

物凄い地味な進捗ですが、塗装班ドッティング作業2回目。
Zm110416_01
前回アイボリホワイトで全体的に明るめな部分を作りましたが、今回はシナバーグリーンという彩度高めかつ明るいグリーン(もはやレモン色に近い)を点々と。

延ばしていくとこんな感じ。
Zm110416_02

いよいよ次回はチッピング作業です、多分。

油絵の具が乾くのを待つ間に、キャタピラをドライブラシ。
Zm110416_03
テンション低い塗装班の中で、ドライブラシ部隊だけはいつもテンション高めです。
しかし今回は塗装のほとんどの工程がウォッシングというウェット作業なため、ドライブラシの出番はほとんどありません。

なので、塗装作業が全体的にテンション低く、遅々として進まないのでした^^;

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2011年4月12日 (火)

ビヨンザ『ドット』

塗装班はめったにテンションがあがることはありませんが、それでも十日に一度ほど、テンション高いときもあります。そんなときは平日といえど夜更かし作業。

ゆるやかにフィルタリングからドットウォッシングという作業に入らせて頂きたいと考える次第で御座います。
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油絵の具のアイボリホワイトという、黄色と緑がかすか~~~~に入ったような白でわりと光の当たりそうなところ(要するに広い平面とエッジ部です)に点々と置いていきます。塗るのではなく、置く。
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ほんの少し時間を置いてから、ナントカの一つ覚え、溶剤ターペンタインでその白を伸ばしていきます。
伸ばしすぎてもいけないし、残しすぎてもいけない。加減の難しい作業ですが、下地が完全に乾燥しているなら、思い通りにいかなかった場合、すべて溶剤で綺麗に流してもう一度点々と置く作業からリスタートできます。
あまりやりすぎるとプラモが割れるんですが。
Zm110412_03

これまでのローアンバーやオリーブグリーン、プルシャンブルーなどと、ギリギリのまざり具合でやめておきたいです。

徐々に絵画調になってきたでしょうか?

徐々にクタビレ感が出てきたでしょうか?

まだまだ先は長いのです。

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2011年4月 8日 (金)

塗装班の牛歩戦術

「牛歩」って言葉、もう死語っぽいですかね。
フィルタリング2層目のローアンバーちょい緑足しがどうやら完全乾燥したので、お次は油絵の具のプルシャンブルーを『希釈せずに直接』隙間や影面にペタペタと乗せていき(塗るのではなく、乗せる感じ)少し間を置いて溶剤ターペンタインで地味にのばします。
これは前の2層と違って隅っこから広い平面にのばし出す感じ。フラットな面に青があまり残らないように注意が必要です。
Zm110408_01

塗ったばかりなのでまだツヤツヤしてますが、乾燥が進むともう少し落ち着いた渋い色合いになると思います。

プルシャンブルーを影方面に置くことにより、陰影に幅が出来ます。
マダラ感にもバリエーションが出来ますし。
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ブルーが完全に乾くのを待って、いよいよレインストリークといった汚し方面に進みたいと思います。
(多分、ここからが楽しい作業)

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2011年3月27日 (日)

フィルタリング2層目にして随分なクタビレ具合

ほんとは丁寧に何回かにわけて、それぞれ完全乾燥をまってからやらなきゃならないんですが、元来めんどくさがりなんで、2層目でけっこうなヨゴレ感を出していきます。
フィルタリング2層目(というより、やってることはもうピンウォッシュの段階ですが)のレシピは
・タミヤエナメルのハルレッド:55%
・タミヤエナメルのフラットブラウン:10%
・油絵の具のローアンバー:35%
(おおよそです)

これをあまり神経質に混ぜずにターペンタインで3倍~5倍(たぶんそれくらいなんですよねえ・・・)に希釈して、前回までのモデルにビシャビシャまぶしていきます。

で、こんな感じ。
Zm110327_01

急に「台所のレンジ周り掃除しなくちゃ」的なことになってますが・・・

どうですか?このアブラヨゴレ感、水アカ感、ヨゴレ落ちの悪さ感。

私自身の塗装テクニックでは、けしてありません。油絵の具と溶き油の勝利です。

※クリックすると大きめ画像になります。
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このイー感じのムラは、なかなか狙って出るもんじゃないですねえ。やはり溶剤のターペンタインのおかげなんだろうか?

そうそう、そのエナメル塗料や油絵の具を希釈するのに使っているターペンタインですが、
「キャタピラもやはり溶けるのかな?」
という疑問から、余ってるキャタピラパーツを試しに『ひたひた』くらいで漬け込んでおいたのですが・・・

↓↓一日でこの侵され具合↓↓

 

Zm110327_03

キャタピラにはなるべくエナメル塗料が着かないよう、気をつけます(;;;´Д`)

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2011年3月24日 (木)

フィルタリング一層目

さて、あんまりテンションの上がらない塗装班の作業です。
以後何層重ねるかわかりませんが、とりあえずウェザリングと言うか、ウォッシングというか、フィルタリングの一層目を塗りました。
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レシピはいつもの感じ(いつものって?)で
・タミヤエナメルのグリーン:96%
・油絵の具のオリーブグリーン:2%
・油絵の具のローアンバー:2%
※だいたいです!

くらいの割合で混色。それを1としたら、ターペンタインで8倍くらい(※だいたいです!)に薄めて、表面にビシャビシャ置いていきます。
たぶんABS樹脂が割れるので、間接部分にはあまり流しません。どのみち間接はあとでアクリル黒や銀でレタッチしなきゃなりませんし。

一層目はまだ彩度高めでいきます。一番明るい部分は鮮やかな緑が欲しいので。

徐々にローアンバーがもたらす渋いタバコのヤニのような茶色ヨゴレをまだらに追加して行きたいと思います。

まずは完全乾燥待ち。

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2011年3月22日 (火)

フィルタリング前の下地処理

基本は緑一色なんですが、ライトグリーンからダークグリーンまでの間の色を幅広く持ちたいんです。
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事前準備として、間接部分や実際に影になる部分にアクリル黒を置き、暗緑色を下方に集まるようにスプレー缶で吹いておきます。

あとは、航空機カラーの灰緑色を上にくる面に、先の暗緑色を影面に吹いていき、ぼんやりとしたコントラストをつけます。

Zm110322_01 Zm110322_02 Zm110322_03

これで細かなディテールも少しは輪郭がはっきりしてきたハズ!

飛び散ってる飛沫やグラデーションにムラがあるところも、これからのウェザリングに良い影響を与えてくれることを期待しつつ。

いよいよフィルタリングはこれからです。

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