微かに妙(たえ)なるもの
↑微妙
今日のお話は個人の感想です。あと12月公開の映画についてまあまあ書いてますので、ネタバレ・ゼッタイ・ダメという人は華麗にスルーでお願いします。
劇場版スラムダンクをIMAXで見て来ました。
映画館にわざわざ行くほどではないなあ…という感想。
原作はインターハイの2回戦目を勝ったところで終わり(次の3回戦はナレ負け)、テレビアニメは県予選を突破したあたり(つまりインハイ前)で終了。
今回の劇場版はそのアニメ化されなかったインターハイ1回戦・豊玉戦と2回戦・山王戦がついに見られると浮足立ったわけですが、フタを開けると豊玉戦はバッサリカット。
この時点で私の温度はヒエヒエです(豊玉戦好き)。
岸本「お前はなんやねん南!」も
南「最初は威嚇やったんです…」も
バッサリカットです。
南「うち、薬局やねん…南龍生堂」も無しです。
南「北野さんも聞いたことあるかもしれませんね…エースキラー南」も無しです(しつこい)。
主人公を桜木から宮城に変えてるのも謎だし、100歩譲って宮城を主役にするなら豊玉戦だろうと思うわけです(しつこい)。
いっそ県大会突破試合まで遡って、
・県大会最終 陵南戦:3年生の赤木・木暮・三井が主役
三井「俺はなぜあんな無駄な時間を…」
赤木「木暮フリーだ、打て!」
木暮「入った…」
全員に見せ場あり。
・インハイ1回戦 豊玉:2年生の宮城が主役
豊玉戦こそ宮城の成長物語。
・インハイ2回戦 山王:1年生の流川・桜木が主役
残り数秒の流川の2点、残り1秒切ってからの桜木の2点。2人のタッチ。いわずもがな。
という映画3部作で6人を描けば美しいのになあと。
映画はいきなり山王戦から始まり、試合後の宮城と母親の会話で締める。
試合中も回想シーンがふんだんに。
という謎で微妙な映画が出来上がりました。
もう未来永劫豊玉戦が映像で描かれることってないのかなあ。
IMAXなんで劇中の客の声援はリアルに聞こえました。
自分の席の後方から「スリーポイント!!」とか絶叫が聞こえたときは劇中の客ではなく映画館の客が叫んだのかと思いました。
それぐらいリアルな音声。リアルだけど、
「映画見てるときは静かにし…ああ劇中の音声か」
みたいに物語に微妙に集中できない感じ。
特に期待せず見たシンウルトラマンの方が100倍面白かった(個人の感想です)。
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