昭和の漫画は良い(回顧主義)
子供のころ粉末になるくらい読んでいたウルトラマンA(著者:蛭田充)を入手しました。
ヤ*オクって、すぐ手に入れることに固執しなければ、まあまあの安価で欲しい本が手に入りますね。ネット時代の便利さと恐ろしさを感じます。半年くらい、気長に探してました。冒険王で連載されてた新宅よしみつさんのミクロマンと、古城武司さんのバロム・1も探してるんですが無いんですよねー。
大人になってから知るわけですが、蛭田さんはダイナミックプロ出身なんですね。
実写と違い、北斗と夕子はともに7月7日生まれ縛りだけで選ばれて、エースの力を授かってます。
漫画を読む限り、北斗と夕子は旧知の間柄なのか、急に呼び出された2人なのか判然としません。初対面でお互いの名を呼びあっているんで知り合いなのかもしれない。
ただ、超獣が現れたとき、何の打ち合わせもなしにいきなり変身してしまいます。
キングカッパーは実写に比べて妖怪度というか、変態度があがってますね。むしろ今見ると実写版のゆるキャラ感にじわる。ごらんのとおり、頭上にカッパの皿があり、何の液体なのかしれませんがなみなみと溜まってます。
子供が行方不明になる池に、直情型の北斗が後先考えず飛び込んでみたらキングカッパーの頭の皿。
ウルトラマンAに変身するには北斗と夕子がそろわないといけないのに夕子は戦闘機のコクピット。
「北斗隊員がカッパーの頭にいます!!」て、中々のパワーワードですよ。
こんな離れた状態でどうやって変身するの!と子供心にそわそわしたもんです。そのあと意外とあっさり変身するんですが。
ちなみにほんとは全2巻なんですが、入手した本は再編集版全1巻となってて、いくつかカットされた話があります。ただ個人的にキングカッパーの話が好きなんで、それさえあればよかったりします。
一応、ルナチクスや夕子のさよなら話も収録されてますし。
なんか軽自動車より小さそうなアダムスキー型UFOで異星に帰る夕子にじわじわ来るんですが、まあ時代ということでそれも良し。
最終回、ドブ板の上にたたずむ星人がたまりません。昭和の漫画、いいなあ。
よその星から命がけで侵略に来て何日滞在するかわからぬままドブ板の上。いいなあ。
| 固定リンク | 0
「雑記2019」カテゴリの記事
- ごりら・ごりら・ごりら(学名)(2019.11.06)
- 残念ですがカレーの画像はありません(2019.10.23)
- 昭和の漫画は良い(回顧主義)(2019.10.10)
- 14年目の夏(2019.08.03)
- ブログってもしかして時代遅れですか(2019.03.22)
コメント
蛭田氏はジーグも描いてましたっけ?
あまりダイナミックっぽくない繊細なタッチですよね。
掲載紙の都合からか、所謂「テレビまんが」のコミカライズは超展開が多いですよね。その中でどう子ども達を惹き付けてやろうかという作者の苦闘がかいまみえるのが昭和漫画の味わいかと。
そう思うと、内山まもる氏は物凄い力量だったんだなぁとしみじみ。
投稿: 歯車ごろー | 2019年10月10日 (木) 21時17分
ごろーさんこんばんは!
>繊細なタッチ
そうなんですよ。ダイナミックプロの流れだともっと血煙舞う荒々しさがありそうですが、蛭田さんは(あの当時にしては)あか抜けたオシャレな感じがあります。
あと、実写特撮のコミカライズはだいたい月刊誌なので、話が飛ぶのは致し方ないですよね。
蛭田さんのエースも夕子が帰る話は、漫画の方が後追いになり、すでに帰ったあとの回想シーン処理になってて、正直ムリヤリ帰った感が強いです^^
内山さんのザ・ウルトラマンは別格ですよねー。同氏のウルトラマンAも以前コンビニ本で出てて、なつかしさのあまり即購入致しました!人体の流れが美しいです。
投稿: 早瀬五郎 | 2019年10月11日 (金) 19時36分
遅れましてスミマセン!
蛭田先生のウルトラマンA!懐かし~。
改めて、勢いがあって面白そうだなあ。。
※蛭田先生だと自分は、テレマガ増刊号で描いた、ライディーンの最終回がすごく好きでした。
戦い終えて 海へと帰る金色のライディーンを、たっぷり描写してるのが素敵だった思い出です。
投稿: ごんちゃっく | 2019年10月16日 (水) 10時22分
ごんちゃっくさんこんばんは!!
蛭田さんのエース、楽しいですよー。スピード感もハンパないですし、エースの格闘術もホレボレします。
あと、勝手な推量ですが、本筋に関係ないジャンボジェットや戦車の描写がすごくて、メカを描くのがお好きなんだろうなというのがにじみ出てます。
蛭田さんのライディーンは見たことなかったんでちょっとググッてみたんですが、やはりツボに来る絵柄で素晴らしいですね。読んでみたくなりました♪
投稿: 早瀬五郎 | 2019年10月16日 (水) 21時17分