ファンタジー系の小説は苦手なんですよ
受験が終わったら読もう読もうと思ってた、加藤泰幸さんの「尾道茶寮 夜咄堂 おすすめは、お抹茶セット五百円(つくも神付き)」を読みました。
ナルニア国とか、ホビットの冒険といった「のっけからファンタジーですよ」的な小説は好きなんですけど、日常に少しファンタジーが混じる小説は苦手です。
特に和物でファンタジーは苦手ですねえ。
なら何故読んだんだよって話ですが、まー著者を知ってるってのがあって、純粋に応援の気持ちからですね。
ネット小説への投稿で大賞取って、書籍化だそうです。
なので、本屋で定価で購入致しました。ア●ゾンで中古を1円+送料とかでは買いませんでした。やっぱり本人に印税が行ってほしいですし。
あらすじ【尾道茶寮 夜咄(中略)神付き】
父が遺した茶店を、什器もろとも売り飛ばそうと考えていた大学生 千尋。
その茶店には茶碗のつくも神(オッサン)と棗のつくも神(黒髪美少女)が店員として住みついていて、成行きで茶店を切り盛りするハメになった千尋は、少しずつ、茶道の奥深さを知っていく。
上手いですね。
1本の小説ですが、短編エピソードが積み重なってる感じです。
父親(故人)が茶店をやってた割に、千尋君は茶道ド素人なんですが、上記エピソードを一つずつ体験していくにつれ、茶道のことを学んでいく構成。
ゆーてもそんな複雑な内容でもないですし、読んでる人が茶道に明るいか暗いかに関係なく、ド素人の千尋君とともに見聞を深めていくことになるのでサクサク読めます。
個人的には大学の陶芸部の先輩の活躍をもう少し期待したいところ。
2冊目もあるらしいので、近々時間を見つけて読みたいと思います。
ちゃっかりサインももらいました^^
地元民としては頑張ってほしいなあ。
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