アッシー君の朝は早い
日曜日、坊っちゃんの所属する部活(文化部系)の大会(某国営放送杯)があるとのことで、朝早くから運転手。
前日譚
坊「あのねえ、大会9時からで、うちの高校は幹事高校なんで、準備とかいろいろあって8時までには行っておきたいんだよ、だからお互い6時に起きようね」
五「ラジャッ!」
坊「で、大会は夕方5時半に終わるんだけど、実はそのあと、こないだの体育祭の打ち上げが6時にあるんで、そこのお店まで送ってもらえると助かる」
五「ラジャッ!」
説明が難しいですが、坊ちゃんの部活はカテゴリーごとの個人戦、団体戦、テーマ戦などがあり、県内では強豪校扱いらしく、毎年全国大会に何人か輩出してるらしいです。
坊「ぼくもねえ、個人戦に出るんで、見に来てね」
当日夕方
終わり時間が5時半といいながら、さすが幹事高校、後片付けなど大変なんでしょうな。他校が三々五々解散してかなり経った6時半ごろに、坊ちゃんの高校の面々が会場外に出て来ました。
居並ぶ先輩たち(パッと見、全員JK)にペコペコと挨拶する坊ちゃん。
坊「サーセン、サーセン、次の予定が」
先輩「お、例の打ち上げ?行って来い行って来い。オツカレ」
みたいなやり取りで放流された坊ちゃんを車で拾う。
大会会場から打ち上げ会場への車中。
坊「(後部座席で私服に着替えながら)いやー楽しかったよ。ぼくは規定時間オーバーで予選敗退なんだけどね、うちの高校からは□□部門の人が2人ほど、全国に行くよ」
五「すげえな、君の高校。あとさっき見てたけど、部員て女子が多いね」
坊「てか男子がいないんだよね。ぼく入れて3人なんだけど、1人見たことないんで実質2人なんだよね。でも女子は20人近くいるんだよ」
五「なんだその昭和の少年サンデー主人公のような設定」
坊「あ、ところで可能な限り速やかに打ち上げ会場にお願いします」
五「6時開始だもんな。幹事に怒られちゃうな」
坊「エヘヘ、まあぼくが幹事なんだけどね」
五「いや、イカンガナ。笑てる場合か。可及的速やかに会場に向かうぞ」
坊「幹事は複数いるから大丈夫だよ」
五「いや待て、もしかして打ち上げって君のクラスだけ?」
坊「そうだよ、全学年でやると、入る会場ないよ」
五「そういう問題か?(大人だなあ)」
坊「あ、安心して、飲酒はしないよ」
五「そういう問題か?(大人だなあ)」
色々と衝撃とともに、子供に取り残され気味の五郎であった。
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コメント
コンバンハ
息子が高校生になるとグッと世界が広がって
あんまり家に居なくなるしちょっと寂しなーという感じになりますね。それと、クラスでとか部活でとか結構な頻度で打ち上げだーって集まるんですよ。自分たちの若い時には無かったことなんで驚きます。
ちゅうか、うちのもそうなんですがあの年頃で女子が圧倒的に多い部活を選ぶという感覚が怖いです。
投稿: Moonface | 2017年6月13日 (火) 23時54分
某国営、ということであの部活だと思いますが、今ローカルT新聞の連載小説で、有名作家・湊@な@さんがその部活を題材に書いてます。女子が多いとか、全国大会が云々という描写もあったので、同じだーと思いながらブログ拝見しました。なかなか深い世界みたいですよ^^
投稿: かもねぎ | 2017年6月14日 (水) 15時58分
Moonfaceさんこんばんは!
もらったコメントの一言一句、「そうです、そうです」とうなずきながら読みました。
我々が高校生の頃ってボウリングに行くのがせいぜいで、大人が行くようなお店を自分たちで予約して打ち上げとかビックリですよね。
あと、男女間の垣根がやっぱり無いですよね。それも時代なんでしょうか。私、9:1で女子が多い部なんてとても入れないですけどね^^
あの高校は、学生さん皆、コミュニケーション能力高くてびっくりです。
投稿: 早瀬五郎 | 2017年6月14日 (水) 18時10分
かもねぎさんこんばんは!!
さっそく調べてみました、湊@な@さんのやつ。
まさしくこの部活ですよ。内容、気になります。
ネットで読める天風録以外、T新聞を目にする機会がないので、単行本化を待ちたいと思います。
ミナトさんといえば、忙しくてなかなか記事にできませんが、ついこのあいだ「リバ⇔ス」をイッキ読みしたばかりなので、私にとってタイムリーなお名前でした。1作しか読んでないので、一概に言えませんが、トラウマ系というか、中毒性高いですね、あの人の作品。
投稿: 早瀬五郎 | 2017年6月14日 (水) 18時15分