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2016年9月の6件の記事

2016年9月23日 (金)

帰ってきた? 造形班

今年、造形班は何もやってないというわけではありませんでした。
 
以前、父の木彫りの墨壺を型取り複製してみたものの、大きいし、そもそも型抜きモノとして作られてませんので、逆テーパーや貫通穴だらけの、いわゆる抜きにくいしろものでした。
 
しかしそんな成形不良の失敗作でも、父のレストアの手にかかるとたちまち複製品できあがりみたいになってて激しく嫉妬。

Zm160923_01

まーとにかく、原型の木製墨壺を型抜きしやすいように切断するわけにもいかないので、イチから自分で作ってみることにしました。木彫りは無理なんで、パテ造形で。
 
で、現在こんな感じ。途中画像がいっさい無くて恐縮です。

Zm160922_01
糸車をどうしようか思案中。
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全部パテでやると、数万円かかりそうなので、おおまかな形をダイソーのウレタンマットを刻んで作ります。理想のサイズより少し小さ目に作るのがミソ。
Zm160922_03
これにフォルモという石粉粘土を盛っていき、ほぼ最終形くらいまで形を出したあと、よく乾燥させ、エポキシパテで微調整していきます。というのが2個上くらいの画像。
重ねて言いますが、途中画像がまったくなくて恐縮です。
フォルモはクセがありますが、400円ほどで小さな弁当箱くらいの量がありますし、乾燥するとナイフで削れますし、紙やすりもかかりますし、エポキシパテも食いつきます。
 
なお、型抜きのことを考え、今作は真っ二つに割れるようにしてます。これなら抜けるはず。
二つに割ることにより、芯にしたウレタンマットも除去できて一石二鳥。
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このままでもいいんですが、少しディテールを足して、父親の作品に対抗したい私です。

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2016年9月21日 (水)

過ぎたるは

おつかれさまです。
やはり我慢できなくなり、9月も半ばに受験生再開しております。
今年度のテキスト(つまり型落ち)が、今やアマゾンで投げ売りですので、とりあえず本屋で立ち読みして、読みやすそうなものをチョイスして注文。
選択式の過去問も、法改正以外のところは使えますので、1年オチのものを購入。
テキストは丑ーキャン(なぜかアマゾンの評価タカシ)、問題集はT△Cで統一してます。
たいしたこだわりじゃないですが、読ませ方とか、出題の仕方とか、各出版社でクセがありますので、なるべく統一の方向で。
(だったらテキストと問題集の出版社も統一すりゃいいじゃんてなもんですが、丑ーキャンの問題集も、T△Cのテキストも、なんか手になじまないんですよね)
これらをガリガリ回していって、来春くらいのころに、法改正対応版のテキストと、最新の問題集に買い替えたいと思います。
 
さて、今年8月から、受験以外で私に起こったことの備忘録を。今更ですが。
 
1)車を買い変えた
さすがに15年乗っていると、もうポンコツですわ。山陽道のぼりをアクセルベタ踏みで踏破したまではよかったですが、その後の下りでエンジン停止。
停止直前になんとか退避スペースまで行けたので、渋滞の原因とか、レッカーのお世話とかにはなりませんでした。そこでしばらく待ってエンジンかけると奇跡的に息を吹き返したものの、次いつ止まるのかわかったもんじゃありませんので、買い変えました。プレ男から、タン斗になりました。
広いですな、この車。プレ男の時は、後部座席の坊っちゃん「江戸時代の屈葬」状態だったのですが、今は手足を伸ばして寝ています。
ナビもバックモニターもドラレコもつけたので、色々と安心。
冷静に考えると、あと5年もしないうちに(早ければ)坊っちゃんお嬢が免許取り始めるんですよね。その時、当人たちのどっちかが望めば、タダで譲ってあげようかなと。
「そんなのいらないよ、自分でカウンタックとかガヤルドとか買うよ」
て言われたら、私が引き続き15年乗ります。
 
2)ブログが10年超え
すごいですな。ここ数年、更新がアヤシイですが、まあ気長にやっていきたいです。
 
3)坊っちゃんが漢検準2級合格
やるなあ、アイツ。
 
4)「謎解きはディナーのあとに」を読みました
可もなく、不可もなく。謎解き自体は凝ってるわけでもなく、読んでてまあまあ想像がつきますが、それよりなにより風祭警部(ドラマだときっぺーさんが演じておられます)が面白すぎて、このシリーズは読み続けたい。
と、思ってたら図書委員の坊っちゃんが、「2」を借りてきてくれました。楽しみ。

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2016年9月 9日 (金)

私の血小板は良い血小板らしい

↑いつもセンターで言われます。

2人分採ってもいいですか? とか聞かれて、まあイヤデスとは言えないですからね。
 
そんなわけで、100回達成。
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次は、200回ダ!(えぇ・・・)

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2016年9月 8日 (木)

記念カキコ

9月8日ただいま午後19時をまわったところ。

 
ヤバくないっすか、この点差。
 
いま、広島人が一丸となって・・・
 
阪神を応援していると思います。
 
 
巨人ファンのみなさん、ごめんなさい。
 
多分いま、コストコも揺れている(地理的・物理的な意味で)
 
 
24時追記:阪神のやろ~あのやろ~

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2016年9月 6日 (火)

ご都合主義、極まれり

※先に謝罪します。今日の記事、乱暴でごめんなさい。
 
もうブームも去ったし、今なら読めるだろうというわけで、KAGEROUを読んでみました。
ナントカOFFという、古本屋さんのさらにワゴンセールで、娘が「謎解きは晩飯後」という小説を驚くほどの値段で発見し、じゃあ父さんがプレゼントするよってその本をつかんだとき、手が当たってついでで買ってみました。さらなる安値でしたし。
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一言でいうなら、「うそーん」ていう感じの小説でした。
 
娘が「謎解きは『お嬢様はアホで御座いますか』」を読み終わったら、口直しに貸してもらおうっと。
 
あらすじ【KAGEROU】
ビルの屋上から今まさに身投げ寸前という自殺志願の40歳独身男が、ドナー提供者を探す黒服の男に呼び止められ、説得され、自分の体を金で売る決意をする。
命とは何か? 魂とは何か?
 
・・・すみません、最後の1行、盛りました。そんな心が打ちふるえるような内容ではないです。
 
各種道具立てに説得力がないんですよね。
全日本ドナー・ナントカ協会(全ド協)という架空の団体のエージェントが、おあつらえ向きに自殺者を直前でつかまえて説得するのもアレですし、
裏世界で医療技術が進んでいて、脳も心臓も、腕も、歯も、目も、表世界の医療技術よりはるかに高度に移植でき、副作用もない的な架空技術もアレですし、
主人公である自殺志願者の、自殺に至る経緯も、心ゆさぶられるような
「ひどい人生ですね、そりゃ生きるのがつらいよ」
とは微塵も思えないのもアレですし(良い小説というのはそういうところがグイグイ引き込む読ませどころなんですが)、
中盤で心臓の弱い美少女が出てきた時点でもうアレですし、
主人公とエージェントの奇妙な友情めいた展開と、エージェントが心労がたたってきて寿命が短いな的な急な伏線もアレですし、
 
この小説を読んだ人ならおわかりと思いますが、ベッドの角度を手動で変えるハンドルが、たまたま、とある機械にもささってゼンマイ駆動に成功するとかもアレですし、
 
 
ゆーても当時批判されたのは、多少はやっかみがあるじゃんと思ってた自分は甘かった。
最後のオチのところが、好意的に読めば、3通りくらいの見方ができるわけですよ。ネタバレするわけにいかないのでボカして書きますが、
1)主人公は助かった
2)エージェントが主人公をおもんばかった
3)副作用
 
1)はまあ、魂入れ替えモノ(あ、言っちゃった)でよくある、手垢まみれのオチなので、クッッッッッッッッッッソ寒いですが、それでもなお、全ッッッッ然そんな気配も見せずに、ほんのかすかに1)を匂わせてたら、この小説は成功かもしれない。ただそれはない。あきらかに生き返ったていで書かれてるから。
研究家が現れ、何十年と賛否両論わかれて議論されるくらい、あのオチが「どっちなの?」的だったらまだ救いがあるんだけどなあ。
2)でも超絶ありきたりだし。そもそもそれだとクッソ駄作ですよ(断言)。
 
 
読むのに時間がかからないのはかすかな救い。遅読の私でも小2時間ほどで読めましたので。速読家なら30分くらいで完走できるでしょう。
 
平易な言葉で紡がれているにもほどがあるとは思いますが。
 
とりいそぎ『お嬢様はアホで御座いますね』を読みたい。

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2016年9月 2日 (金)

裏切らなかったのに裏切り者になる皮肉

恥知らずのパープルヘイズを読みました。
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ジョジョの奇妙な冒険 第5部のスピンオフ小説です。
荒木さん本人が書かれたものではないので、私の中ではどう転んでも正史扱いにはできませんが、ファンの間では一定の評価を得ている作品のようです。
 
ええ……そうなん?
 
あらすじ【恥知らずのパープルヘイズ】
イタリアのギャング団内部で、かつての裏切り行為により「恥知らず」とあだ名されるフーゴ。贖罪の意味もかねて組織内の膿を出す仕事を仰せつかる。仲間なのか、見張りなのか2人の助っ人を従えて、あの日ジョルノ・ジョヴァーナを裏切ったフーゴは、自分を取り戻すことができるか?
石仮面もあるヨ。
 
 
とりあえず先に、知らない人のためにジョジョ5部のお話。
イタリアのギャング団(とはいうものの、街のゴタゴタを解決してくれるガラの悪い用心棒のようなスタンス)の新入りが、少しずつ人心を得て、ギャング団のボス(ひそかに麻薬を売って利益を得ていた悪い人)を倒し、自分がボスになるお話。
 
上記5部本編の途中で、本編主人公ジョルノの所属するチームがいよいよボスを裏切って打ち倒し、良いギャング団(?)になっていこうとしてるときに、ボスを裏切る勇気が持てず、主人公たちとたもとをわかち、ボス側に残ったフーゴという青年がこの小説の主人公。
 
ギャング団という組織から見たら本編主人公たちこそが裏切り者ですが、漫画の読者側から見たら、組織に残ったフーゴが裏切り者扱いとなります。
結局、自分が残った旧組織のボスは倒されてしまい、ジョルノが新ボスになってしまうので、新組織から見てもフーゴは裏切った男扱いなわけです。
 
で、ジョルノから贖罪的に、組織内に最後に残った「麻薬をひそかにさばいていたチーム」をあぶり出し討伐する任務を受けるというストーリー。
 
 
悪くはないんですけどね。
個人の感想ですが、本編とのリンクが多すぎて、ウンザリ。二次創作をやる人が、それを我慢できない気持ちはわかるんですが、料理人のトニオまでからめてこなくていーですよ。物語上、何の接点もないのに、イタリアのギャングの口から空条承太郎の名前が出てくるのには違和感アリアリだし。
石仮面も、出したからには使ってくれよと言いたい。使わないなら出さないでよとも言いたい。
 
登場人物の誰ひとりとて好感が持てないのもちょっとヤバイ。
 
好感の持てない人物の筆頭にカンノーロ・ムーロロという男がいますが、名前だけは声に出して言いたいほど好き。カンノーロ・ムーロロ。彼の群体スタンド、オール・アロング・ウォッチタワー(劇団〈見張り塔〉)というのも、名前も性能もイカス。
 
 
あくまで個人の感想ですが、4部のスピンオフ小説「THE・BOOK」の方が好き(あれもあれで完璧じゃないですが)。

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