冒険バトル物
↑ミスリード。
アガサクリスティーさんの「チムニーズ館の秘密」をようやく読み終えました。
「ひらいたトランプ」でポアロと共演し、「ゼロ時間へ」でメインを張ったバトル警視が、今回は一転、脇を固める、冒険ミステリー物です。主役はアンソニー・ケイド氏。
これはさすがにこれ以上、感想らしい感想は何もないですねえ。
あらすじ【チムニーズ館の秘密】
旅行会社のガイド役アンソニー・ケイドは南アフリカ帰り。何かわくわくする冒険はないかと思っていると、友人ジェイムズ・マグラスから知人にもらった原稿をとある場所に届けると大きなお金が貰えるというおいしい話を聞き、マグラスに変わってその役を引き受ける。
勇躍目的地チムニーズ館に乗り込むと、バルカン半島にある小国の兄弟王子の弟の方は銃殺されているし、謎の美人はお転婆だし、バトル警視は無表情だし、変装の名人の怪盗が館の誰かに化けているし、某国の活動家はからんでるしでてんやわんやの大騒動。プロポーズもしちゃうよ♪
お寒い小説ですなあ。
夏に読むのにちょうどいい…わけないか。
実は変装怪盗以外に、正体を隠して館に潜んでいるバルカン半島のナントカ国の兄弟王子の兄の方の存在とか、そういうのが後半、畳み掛けるように明らかになりますが、それでもスベってる感がいなめない。
冒険小説はトミーとタペンスがやってくれないと、イマイチ読むのに身がはいりません。
まあ、この物語の感想は、こんなところで。
アガサクリスティシリーズ読んでまえチャレンジですが、途中さすがに息切れしてたものの、残り12本にもなると、完走したくなってきました。うわあ、頑張ろう。
読書は、頑張るもんではないですが。
あ、今回グラディスは、メイドではなく、例え話に出てくる「女の子A」って感じ。
残り12本!
14:もの言えぬ証人(ポアロ)
15:ナイルに死す(ポアロ)
28:鳩のなかの猫(ポアロ)
29:複数の時計(ポアロ)
46:スリーピング・マーダー(マープル)
53:謎のクィン氏(短編)
74:七つの時計(無印)
77:未完の肖像(ウェストマコット名義)
83:死が最後にやってくる(無印)
84:忘られぬ死(無印)
89:娘は娘(ウェストマコット名義)
91:愛の重さ(ウェストマコット名義)
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