ポイズンジャイアントにマカニトが効かない
↑これがいかに残念な変更か、プレステ版よ。
ウィザードリィのシナリオ1は地下1階から地下10階までの構造。
地下4階にそれより下にいけるブルーリボン(通行手形)を守ってる敵がいる以外は、最深部地下10階にラスボスである大魔法使いワードナ様がいるだけ。
一応ラスボスのワードナの周りには近衛兵的にヴァンパイヤ数名とヴァンパイヤロード様がいるけど、この面子も毎回人数バラバラで、固定敵というイメージがない。
新設設計、わかりやすいグラフィック、全滅からのペナルティは所持金半額没収だけで、王様の目の前から復活というドラクエ。
セーブポイントが各所にあるどころか、そろそろ中ボス来るな?という場所には必ずセーブポイントがあり、回復アイテムや脱出アイテムがわんさかあり、敵もすさまじく強い連中が、メドレーのように出てくるが、プレイヤー側も、キャラクタのみならず、持ってる武器、乗ってる飛行艇、飼ってるチョコボなど、ありとあらゆる成長要素が詰め込まれ、レベル上げがけして作業にはならないファイナルファンタジー。
この二大タイトルと比べると、
初心者に敷居の高い3Dダンジョン。(各メディアにより差異はあるものの)随時記録のため迷子になったきり戻ってこられない冒険者たち。
全滅した場合、死体はその場に野ざらし。あらたな冒険者たちがその死体を回収にいかない限り、死体も所持品も失われたまま。
さらに死体から復活させる魔法も寺院も存在するが成功率は100%ではなく、失敗すると永遠にそのキャラクタは失われる可能性も高い。
「年齢」という概念があり、転職を繰り返すと年齢があがり、年齢があがると生命力は少しずつ失われ、より一層、死からの生還率が下がるので、気楽に転職もできない。
これのどこに楽しめる要素があるのか、ウィザードリィにハマらなかった人たちには永遠に理解できない部分であろうかと思います。
でもねえ、楽しいんですよねウィザードリィ。
我慢のゲームだと思いますウィザードリィ。
あと、ざっくりとしたシナリオしか存在しないというのも大きなポイントですよね。
「大魔法使いが城から奪っていった魔除けを取り戻してこい」
しかないわけですよ。
「狂王の試練場」と銘打たれたシナリオのわりに、城主トレボーがどんな人なのか、とくに明かされない。何がどう狂ってんのかとか。
大魔法使いワードナは何が目的で城から魔除けを持ち去り、最終的に何がしたいのか、はっきりしない。
地下一階のとある場所に、永遠に出続けるマーフィーという名の幽霊は、なんでそこにいるのか、まったく説明されない。
プレイヤー各人が、シナリオを自分なりに咀嚼しながらすすめていく楽しさが、確かにあります。
豪華絢爛煌びやか、その時点で考え付く最大の技術をぶち込んだ美麗CGムービーでストーリーが展開し、もはや主客転倒ぎみに「豪華ムービーの合間に少しゲーム」という趣きのファイナルファンタジーとは、別なジャンルのゲームといって過言ではない。
※どちらがすぐれているとかいうレベルの低い話ではないです。
とまあ長々書いたんですが、何が言いたいかというと
「敵が落としていく宝箱から『村正』と『手裏剣』と『カシナートの剣』が出ねえ」
ってことですw
ファミコンのころは、も少しいい感じにゲットできてたと思うんですが・・・
出し渋ってますねプレステ版の敵たち。
魔法使いがレベル13を超えたら、20年ぶりに「グレーターデーモン養殖」でもやってみますか。懐かしいなあ。
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