河豚のみりん干しは、オチにかかってますよね
↑それがまたブラックではあるんですが。
阿刀田さんの「ナポレオン狂」を読みました。短編集です。
表題作「ナポレオン狂」を筆頭に、ブラックなものからコメディ調のものまで、阿刀田さんのカラーが良く出てて、楽しめます。
「裏側」や「ゴルフ事始め」など、たまにファンタジーな物語がありますが、それもまた楽しい。
あらすじ【ナポレオン狂】
ナポレオンに関する物を収集することに、人生の大半をついやす、偏執狂と、自分がナポレオンの生まれ変わりだと信じる田舎の老人。二人のナポレオン狂が出会うと、どんなことになるか。「私」はたまたま別な機会に知り合うことになった二人を引き合わせた。
収集家はあいかわらず元気だが、ナポレオンの生まれ変わりと信じていた田舎者からは、あれ以来連絡が無い。
1979年に直木賞を取ってるんですね、この作品。
阿刀田さんの作品を、今から読もうかな? なんて思っている人には、最適の入門書ではないかと思います。
「ゴルフ事始め」は、ファンタジーですけど、面白かったです。
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