広島県福山市の映像作品て言われたら
↑ウルトラマンA 第一話をまっさきに思い出す・・・
ブログ「その日暮らし」のかもねぎさんからオススメを受け、水生大海さんの、「少女たちの羅針盤」を読みました。
読んだ経緯は上記画像の帯に書いてありますので、割愛。締め切り5月は少し先なんですよねえ・・・
本自体は、若干JK寄りなものの、平易な文章で、読みやすく、わかりやすい内容でした。
ホラーっぽいミステリーと青春小説が交互に展開されて、やがてひとつにより合わさっていく構成になってます。
あらすじ【少女たちの羅針盤】
Aパート:4人の名前に方角が入っていることにちなんで羅針盤と名づけた女子高生劇団の青春。
Bパート:Aパートの何年か後の話。4人の誰かが死んでるらしい。Bパートの一人称視点の主人公が誰なのか読み進めないとわからないが、その人物が殺したらしい。
この構成自体はスバラシイと言えます。謎解き付近まで、ガツガツ読めました。
トリックに無理がある気がしないでもないですが、それはミステリー小説なら大なり小なりあるものなので、目をつむるとしましょう。
あんまり説明過多な小説だと読んでいて萎えてきますしね。勢いで読ませてほしい。そういう意味ではこの小説はグゥ。
犯人が業の薄い利己的な人間だったのが少し残念。もう少し情念を持っててほしい。
あと最初の方で4人の誰が死んでいるのかわかったら、多分犯人もわかりやすいです。
そこは羅針盤メンバーのほかの3人が「殺されたのは私! 私の心のフクザツなところを読み取ってね!」とミスリードを誘っていていいです。
叙述トリック気味なので、この作品をどうやって映像化したのかは、非常に気になります^^
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コメント
読んでいただいてありがとうございます。
私は犯人が最後まで分からず、最後に「やられた!」と(いい意味で)本を投げそうになりました。
同賞で求められている傾向はこういう感じ(正統派頭脳ゲーム)、との把握に役立てばいいなあと思います。
私は最近、大きいところには出してないので、頑張ってください
話は変わりますが、シャケをくわえた熊本のアイツ、ぜひ完成品を見たいです。
・・・ネットに写真はやばいですかね?(笑)
投稿: かもねぎ | 2013年9月10日 (火) 14時11分
かもねぎさんこんばんは!
タイトルと、映画のCMと、漏れ伝わってくる情報から
「これは女性の読み物だろうな」
と食わず嫌いしていたのですが、意外と面白く読んでしまいました。地の文に「ケータイ」とか「写メ」とかどこまで口語体に近い名詞を使えるのか(小説の体裁によるのでしょうけど)参考になりました。
犯人、わからないですよね。コメント欄とはいえあんまりアレコレ書けませんが、どうしてもあの4人を時系列で追いながら読んでたんで、意外なところから犯人が来て
「え? そっち?」
とあせりました。隠し方がうまいと思います。
私もガンバリマス!
熊本のアイツは版権フリーですので、大丈夫だと思います。
完成品は気長にお待ちください^^
あ、こちらでお返事してなんですが、新品を「さら」って言いますよ。
「さらの皿」とか「さらのさらし」とか「さらぴんのピン札」とか
広島はタテヨコに大きいので、方言もバラけますよね♪
沖縄って言われたふたりはともにド広島です^^
投稿: 早瀬五郎 | 2013年9月10日 (火) 18時59分