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2013年1月21日 (月)

広義の事後従犯

最初に言います。勝手なことばかり言ってごめんなさい。
個人の感想です。

すっかり忘れてましたが、東野さんの「どちらかが彼女を殺した」を読みました。
Zm130121_01
あらすじも、タイトルのまんまです。
まさかオチを書いてない小説とは思いませんでした。
袋とじのネタバレのようなものもついてますが・・・

推理小説なれした人なら7割くらい読んだところでわかります。
ただ、メモでも取りながら読んでないと、
「あの特徴を持ってる人はAさんのほうだっけ、Bさんのほうだっけ?」
と、モヤモヤします。イチから読み直すほどの情熱ももてないし。

感想は・・・

うーん。好きな人は好きなんでしょうなという内容。
探偵役は「キリンのツバサ」や「シンザンモノ」でおなじみの加賀刑事ですが、主役は被害者の兄さんですな。

ようするに、主役である「被害者の兄さん」に、まっっっっっっったく感情移入できないわけですよ。
読んでて、応援する気になれない。

そこが、ミステリであれ、なんであれ、重要な気がします。
ついでに言えば、被害者にもあんまり感情移入できない。
(これは男女で受け止め方が変わると思います)

主役を応援できる小説読みたい。

ただ、トライアル的な小説としては、大変面白いと思います。犯人を特定するヒントが袋とじになってるのもチャレンジャーだなと思いますし。

ともかく、この作家さんの本は、読後の判断が難しいところです。

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