死体を発見するのは、だいたいいつも、犬を散歩させていた老夫婦
↑いろんな日本の推理小説読んでて、最近痛感しました。
海外はそんなことないですけどね。
アガサクリスティーさんの、「死の猟犬」を読みました。
短編集です。
前半、ちょっとホラー風味があり、苦手なジャンルです。
「ホラーがコワイ」とかそういうことじゃなく、超常現象がオチになったら、もうなんでもありじゃんてことになるので、苦手。
途中まで本格風で、オチがファンタジーの作品も苦手。
○死の猟犬
えーっていう爆発事件。厳しいですな、このオチ。
○赤信号
勘の良い男。骨格はゆるめ。
○第四の男
えーっていう電車の乗り合わせ客の話。
○ジプシー
もう一押し欲しい。
○ランプ
うーん道連れ。
○ラジオ
イイゾ。シンプルながら、こういうの待ってた。
○検察側の証人(小説版)
小説版の方はオバチャン連呼なしですか。
戯曲版【検察側の証人】抜粋
レナード:いいえ、とんでもない。そんなことしませんよ。でも、オバチャンは・・・まあ、そう思い込んでいるようだったし、おれが妻のことなんかいつも持ち出してたら、オバチャンもおれに興味がなくなるんじゃないかと思ってね。オバチャンに金をねだりたくはなかったけど、でも、おれ、一つ車の部品を発明したんですよね。すごくいいアイディアなんです。だからオバチャンを説得して資本を出してもらったら・・・いや、それだっておれが金をもらうわけじゃなくて、金はオバチャン名義のままでいいんです、それにオバチャンもすごくもうかるわけだし・・・ああ、どうも説明しにくいけど、でも、ほんとにおれ、オバチャンにたかったことなんかありませんよ、信じてください、先生、それだけは絶対ありません。
○青い壺の謎
骨格は、シンプル。もしかしたらコメディ。
○アーサーカーマイクル卿の奇妙な事件
えーーーーー・・・
○翼の呼ぶ声
謎ですなあ。哲学的なんですかな。
○最後の降霊会
ドロボー。いやですな、このオチ。
○S・O・S
まあまあ。惜しいと思う。
半分苦手で、半分はもうけもんて感じでした。
出張すると、読書がはかどります。あとが使えてますんで、読書感想サクサク行きます。
続きを読む以降も、減ってきました。
【未読リスト】
12:メソポタミヤの殺人
14:もの言えぬ証人
15:ナイルに死す
28:鳩のなかの猫
29:複数の時計
31:ハロウィーン・パーティ
33:カーテン
46:スリーピング・マーダー
50:運命の裏木戸
53:謎のクィン氏
73:チムニーズ館の秘密
74:七つの時計
75:愛の旋律
77:未完の肖像
83:死が最後にやってくる
84:忘られぬ死
89:娘は娘
91:愛の重さ
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