たまねぎの皮をむくように
↑物語を作るときの、個人的理想です。
じわじわと何かが判明してくるのが好き。
例:松本清張「ゼロの焦点」
読む方になるとこれが全然違って、残り2割くらいで、
「ウソや!なんでや!」
というトリックが明かされるやつが好き。
例:アガサクリスティ「終わりなき夜に生まれつく」
たまねぎの皮をむくようにというのはダブルミーニングで、「やがてじわじわ泣けてくる」というのも好き。
去年のテーマは「青い鳥」だったんですが、今年のテーマは「かたよった公平」です。
青い鳥テーマ(長旅で探していたものが実は…)は、JOJO4部の岸辺露伴とか、ねずみの嫁入りとか、色々あるんですが、かたよった公平テーマに関してはやっぱりアレですよ。アレ。
ヘンリーフォンダが11人の男たちをことごとく覆していくやつですよ。
陪審員3号との最後の対決が好き。
というより陪審員3号は自滅したんですが…
あの映画は大脱走と並ぶ、マイベスト映画です。
☆
とある架空の職業について、あれこれ書いていくのは楽しいんですが、その架空の職業のリアリティについて、自分で自信がもてなくなってきたんで、ボツにしておいたんです。
ただ、巨大なカタマリの悪意を、なんでもない人がつき壊していくのはカタルシスがあって楽しいなと思い、その架空の職業集団は、今回のお話の敵側になってもらいました。もう、まるごと全部。負けを前提で甦った人たちです。
そんなわけで、今回はバトル物なんです。
来年は、「すでに50枚くらい書いてボツにしてる社会派ファンタジー(なんじゃそりゃ)」をなんとかしたいんですが、他のネタを思いついたら、あれはまたボツw
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