ポジティブな自殺志願
アガサクリスティーさんの「死への旅」読みました。
やはり読む前の予想通りスパイ物でした。サクサク読める面白さではあるんですが、
ご都合主義・・・
いや、なんでもありません。感想行きましょ。
あらすじ【死への旅】
東西冷戦時下。あいつぐ科学者失踪事件を追う英国諜報部は、自殺志願の若妻を諜報員に雇い、事件解明に乗り出す。
見てください、この支離滅裂なあらすじ。ほんとにこんな内容なんですよ^^
ジェソップという名のイギリス諜報部員が、自殺志願の若妻を密偵として雇うさいの、
「そんなに自殺したいのなら、失踪した科学者の妻に化けて、科学者のあとを追ってくれないだろうか?うまくいけば失踪の秘密と暗躍する組織の陰謀が暴けるし、うまくいかなくても、君は当初の希望どおり死ねるんだからいいだろう」
という強引理論もどうかと思うんですが、それで納得して
「じゃあやってみます」
と答える若妻ヒラリーちゃんもたいがいですな。捨てばちといえば、そうとも取れるんですが。
ただ、内容はスピード感もあり、意外な人物の意外な正体なんかもあったりして、まあ楽しめる内容でした。
でも、普通に読んでいくと、あの黒幕の正体は気づきますよね・・・
さー、とりあえず仕入れておいたクリスティー作品を一通り読んじゃいましたので、また新しいの仕入れてこないといけない。
夜風が涼しくなってきたら、「ナイルに死す」あたりを読んでみたいなあ。
残り19本!
【未読リスト】
12:メソポタミヤの殺人
14:もの言えぬ証人
15:ナイルに死す
28:鳩のなかの猫
29:複数の時計
31:ハロウィーン・パーティ
33:カーテン
46:スリーピング・マーダー
50:運命の裏木戸
53:謎のクィン氏
55:死の猟犬
73:チムニーズ館の秘密
74:七つの時計
75:愛の旋律
77:未完の肖像
83:死が最後にやってくる
84:忘られぬ死
89:娘は娘
91:愛の重さ
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