ゼロニモの焦点
ナニを急にと思われるかもしれませんが、松本清張さんの「ゼロの焦点」を読みました。
ものすごいハイペースで人が死んでいくのですが、その謎を追うのが非力な若妻というのが、ギャップがあって面白いです。
あらすじ【ゼロの焦点】
結婚したばかりの夫が行方不明。夫の出張先を妻は訪ねるが、ドンドンドンドン人が死んでいきます。
まさかの連続殺人犯の正体は?
いやー、びっくりしました。なにがびっくりって、1ページ目から面白いんですよ。1ページ目からグイグイ入ってきます。息を吸って吐くように、ページがめくれます。
1ページ目からシンドイ本てあるじゃないですか。半分くらい読んでやっとエンジンがかかってくるようなヤツ。ああいったストレスがまったく無く、グイグイ読めました。
文章うまい人の小説ってあんな感じなんだ……
今更私が「うまいですね」なんてわざわざ言う必要は無いのですが、
「本屋で手に取ってみて、1ページ目から入ってこない本」
との違いを思い知らされました。
昔むかしからドラマ化映画化されているようですが、幸いなことに私、一度も映像で見たことが無いので、いっさいネタバレすることなく読めました。ものすごい直近だと、ヒ■スエさん主演で映画化されているようですが、ヒ■スエさんはこの小説のヒロインに合わないと思います。ヒ■スエさんが良い悪いということじゃなく、合う合わないの問題。
といって適任な女優さんはなかなかいないような。
あ、でもヨシタカちゃんは行けるかも……いや微妙かな。
今度は森村誠一さんとか読んでみようかなあ。
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