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2011年4月26日 (火)

リレイション

わりとじっくり読みたい派の私にしてはめずらしく、文庫本を一晩で読みきってしまいました。

旬すぎるので、タイトルはかけません。あらすじも書きません。それでアクセス跳ね上がるのもイヤなんで。画像で察してください。
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そもそも「今が旬」とばかりに本屋の入り口付近に大量においてあるような話題本を読まない人間なのですが(読むのはブームが去ってから)、映画公開に先立った大型書店の宣伝映像がヘビーローテーションされてるのを見て、抗いきれずに文庫を購入。ナルニア3章を読み終わって、さてこの小説の入り口だけ少し読んでみようかな?と思ったのが昨日の夜9時。
そこから最終ページまでイッキでした。

泣いた泣いた。もう眼球つぶれるかってくらい泣いた。精神的につらくて泣くレベルではなく、物理的に痛くて泣くレベル。チクショウ。

トイレ行くのもガマンするほど、本から目が離せない。どうしても感情が誘拐犯に肩入れしてしまう。
心の底から捕まらないでくれと願いながら本を読んでしまう。

2章構成の1章目は赤ちゃんを誘拐して逃走。親子愛を深めながら隠れ続けた「擬似親子の幸せな4年の歴史」が語られ、1章最後フェリー乗り場でついに追っ手が・・・というところで終わり。
2章目からは誘拐された子供の成長してからの物語。

1章と2章のはざま、小豆島のフェリー乗り場のシーンでもう、途切れることなく私の目からは水が流れ続け、2章のはじまりから少しトーンダウンさせてくれて(でないとさすがに読み続けるのがツライ)2章中盤以降はもう、鼻もノドも目も痛いくらい目からつらい水を流し続けても読むのを止めさせてくれない恐ろしい小説でした(ちなみに私は花粉症ではありません)。

そもそもよくありがちな、本の帯に「泣ける」とか書いてある(この小説には書いてないですが)時点で氷点下まで冷え込む私ですが、この小説はそういうの超越してマズイですよ。とくに子供を持つ親はヘタをするとこの小説、中途半端な覚悟で読まないほうが良いのかもしれない。
救いようの無い物語だと思いつつ読んでいたのですが、ラストのギリギリで登場人物も、読んでる私も救われてよかった。

というわけで、今日は眠いし目がシブシブするんです。早めに寝ます。オヤスミナサイ。

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コメント

すごい迫力ですね!
明日本屋に行ってきます。

投稿: ジョセフィーヌ | 2011年4月26日 (火) 19時29分

ジョセフィーヌさんこんばんは。
ぜひ感想もお聞かせください。

投稿: 早瀬五郎 | 2011年4月27日 (水) 18時42分

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