いきなり老朽化
いよいよ大詰め(多分)ブルチェック制作です。
塗装面剥離表現と、雨だれなどのエイジングを施しました。
塗装剥がれ表現は非常に難しいです。
タミヤエナメル:フラットブラウン
タミヤエナメル:フラットブラック
タミヤエナメル:ハルレッド
油絵の具:ローアンバー
を、いい感じのまざり具合で調合しランダムに塗っていかなきゃならないんですが、「ランダムに塗る」っていうのがクセモノですよ。つい均一に塗っちゃうんですよね。何度やっても慣れないです。
なるべく間接部や、ボディ組み付け時、修理時に工具なんかが当たりそうなところを想像しながら塗っていきます。
剥離表現を終わらせたあと、同じ調合で少し赤多目にして適当にタテ線を引いていきます。
タテ線が7割乾いたあたりで溶剤を含ませた筆で撫で取ります。取りすぎてもいけない。下地の色といい感じになじむように伸ばしていきます。雨水が隙間にたまり、サビとともに流れてヨゴレができる表現です。
で、こんな感じ。いっきにボロボロになりましたねー。
ジオラマって考え方をすると、ここからキャタピラまわりに泥表現(塗料に石膏まぜてやるのです)を行うのですが、それをするとジオラマベースも作らないと締りが悪いと思いますのでやりません。
チリひとつない単色背景に足回りドロドロのロボットが立っているというのはバランスが変だと思うんですよ。個人的意見ですけど。かといって、気合入ったジオラマ作る情熱も技術も無いですし。
あくまでこのモデルは
「作戦を終えて帰ってきたブルチェックを整備班が一通り洗車して、オイルを注油したり、間接にグリスを塗り込んだり弾補充したりして『危険な任務、お疲れ様です』と言い終わった状態」
で作成しております。細かい塗装剥がれまではメンテしませんよってことで。
かといって泥くらい落としておかないと、ゴーストバンクに足を踏み入れるのにクールギンあたりにキツイこと言われそうですし。
あとは細かいところ(目とか、小物部品とか)塗って、完全に油絵の具が乾いてから、全体的な色味を少し調整して、トップコート吹いて終わりの予定です。
今思ったんですが、トップコート吹いてからツヤ有りのこげ茶色を薄めで場所を定めて流せば油染み表現も出来そうですね。
とりあえずゴール見えてきてヨカッター。
追記:おまけ画像
追記2:塗装表現のため、身の回りの老朽化品を観察しました。
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コメント
手ぬぐい手ぬぐいっ(しつこいぞ、俺)
投稿: 雷蔵 | 2011年4月22日 (金) 21時19分
おお~、完成、おめでとうございます。
戦車プラモのホワイトパッケージ風に決まってますね。
投稿: こにし のぶお | 2011年4月22日 (金) 22時59分
雷蔵さんコンバンハ!
す~~~~~いません、すっかり忘れておりました・・・ってわけで、お試しに画像追加してみました。
こんなイメージでしょうか???
投稿: 早瀬五郎 | 2011年4月22日 (金) 23時02分
こにしさん、ありがとうございます!!
まだ、完全完成というわけでは無いですが、とりあえず、ゴールがすぐそこに見えてきた感じです。
ゴール付近でコケないよう、慎重に乗り切りたいと思います!
投稿: 早瀬五郎 | 2011年4月22日 (金) 23時04分
えへへっ、こうこなくちゃ。
あとで余力があったら、もっと小さめにして、豆絞りの柄を入れてやってください。
投稿: 雷蔵 | 2011年4月24日 (日) 02時46分
雷蔵さん、お望みに近いようで、よかったです。豆絞り柄、良い端切れを探してみます!
(方法さえ見つかれば描けないこともないかな?豆絞り)
投稿: 早瀬五郎 | 2011年4月24日 (日) 23時08分