フィルタリング2層目にして随分なクタビレ具合
ほんとは丁寧に何回かにわけて、それぞれ完全乾燥をまってからやらなきゃならないんですが、元来めんどくさがりなんで、2層目でけっこうなヨゴレ感を出していきます。
フィルタリング2層目(というより、やってることはもうピンウォッシュの段階ですが)のレシピは
・タミヤエナメルのハルレッド:55%
・タミヤエナメルのフラットブラウン:10%
・油絵の具のローアンバー:35%
(おおよそです)
これをあまり神経質に混ぜずにターペンタインで3倍~5倍(たぶんそれくらいなんですよねえ・・・)に希釈して、前回までのモデルにビシャビシャまぶしていきます。
で、こんな感じ。
急に「台所のレンジ周り掃除しなくちゃ」的なことになってますが・・・
どうですか?このアブラヨゴレ感、水アカ感、ヨゴレ落ちの悪さ感。
私自身の塗装テクニックでは、けしてありません。油絵の具と溶き油の勝利です。
このイー感じのムラは、なかなか狙って出るもんじゃないですねえ。やはり溶剤のターペンタインのおかげなんだろうか?
そうそう、そのエナメル塗料や油絵の具を希釈するのに使っているターペンタインですが、
「キャタピラもやはり溶けるのかな?」
という疑問から、余ってるキャタピラパーツを試しに『ひたひた』くらいで漬け込んでおいたのですが・・・
↓↓一日でこの侵され具合↓↓
キャタピラにはなるべくエナメル塗料が着かないよう、気をつけます(;;;´Д`)
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コメント
パーツの組み合わせをやっていた時点ですごいなあと思ってたんですが、そのパーツの質感に変化が出てくると、手に取ってみたくなりますね。
これ、完成後におまけパーツを作ってほしいんです。
首からバスタオル(大きさとしてそんなものかなと)をかけている様子って、似合いそうだと思いませんか?
投稿: 雷蔵 | 2011年3月27日 (日) 11時16分
雷蔵さんコンバンハ!
どこまで汚すのか?のやめ時が難しいのですが、『描写としての汚れではなくただ汚らしく見える』にならないよう気をつけたいと思います^^;
首からバスタオル!一日の労働お疲れ様!的な描写でしょうか?布地いいのがあったら適当な大きさで切って、クセつけて巻くだけですので、ヒマを見て試してみようと思います♪
投稿: 早瀬五郎 | 2011年3月27日 (日) 23時17分
こんばんは。
素晴らしい立体感ですねぇ。
油絵関係の用語なんでしょうか? 知識がなくて、使われている用語がピンとこなくて、どういう作業をされてるのかよく分からないのが残念ですが。
溶剤でびしゃびしゃの明るい目の色を乗せると下地も溶け出してうまくむらむらに、て感じでしょうか。
投稿: こにしのぶお | 2011年3月28日 (月) 00時26分
こにしさん今晩は!
ありがとうございます!
用語としてはおもに海外のモデラーさんの戦車モデリング用語のようです。
油絵の具は基本色ですと『透明水彩絵の具』のような透過性のある色合いですので、半透明のセロファンを重ねていくような色の置き方になります。
彩度の高い緑の上からゆるい粘度のこげ茶や明るい茶色などを重ね、エッジの立ってるところは溜まりにくい、平面にもたまりにくい、しかしピン(ボルトやネジ頭のモールド)周りには溜まる、また隙間、L字のカドなどにも溜まる・・・そういった上から重ねる色のグラデーションで深みを持たせる技法のようです(私も受け売りで自信ないのですが)。
すみません、なんか、上手く説明できてないかもですが・・・
油絵の具の特性なのか、落ち着いた感じのマダラ具合になってくれて、ヤミツキです。
タミヤエナメルとかでは出にくいんですよねー。
乾きが遅いのが唯一の弱点って感じです^^;
投稿: 早瀬五郎 | 2011年3月28日 (月) 19時44分
詳しい説明、ありがとうございました。
なるほど、まさに油汚れが隅にたまる技法なんですね。
個人的な勝手な印象では、油絵の具っていつまでも固まらないから、キャンバス上でこてこていじられるような印象を持っています(^_^; タミヤエナメルも、ひと月経っても指紋が付いたりするとか。
投稿: こにしのぶお | 2011年3月28日 (月) 23時29分
こにしさんに言われて気付きました!
「油絵の具の汚れ表現」略して「油汚れ」ですね!!
油絵の具は詳しい人に色々聞いたのですが、ヒドイ厚塗りになると、1年たってもまだ「ブニブニ」してるそうです。ヒェー!
以前の塗装実験に使ってたモデルも1ヶ月くらい放置するとさすがに乾きました。
このブルチェックも、塗装作業が完全に終了してから1ヶ月くらい待たねばならないかもしれません。
忍耐ですねえ・・・^^;
投稿: 早瀬五郎 | 2011年3月29日 (火) 19時31分