今さらジロー刑事
※ジロー刑事は出てきません。
クリスティーさんの「マン島の黄金」を読みました。短編集なんですけど、「ファンタジーホラー」「ラブファンタジー」「ポアロ物」「ロマンス」「心理劇」「応募期限切れ懸賞小説」と、超バラエティな内容です。
あらすじ「マン島の黄金」
1:夢の家
ファンタジーホラー!
2:名演技
舞台劇風
3:崖っぷち
心理戦!
4:クリスマスの冒険
子供達の遊びに付き合うポアロ。
ガチドジなメイドの名前はグラディス!
5:孤独な神さま
ラブファンタジーーーー!!
6:マン島の黄金
小説内の主人公達と競って実在するマン島に隠された財宝を見つけよう!
マン島の観光誘致のため、クリスティーさんが頼まれて特別に書き下ろした懸賞小説。
今更感1000%
7:壁の中
これもファンタジーホラーー!
8:バグダッド大櫃の謎
ポアロ物。ヘイスティングズは安定したボンクラ。
9:光が消えぬかぎり
ロマンス?クリスティーさんのクリスティー面ではなくウェストマコット面の小説。
10:クィン氏のティー・セット
事件は非常にわかりやすく(つまらないという意味ではなく)面白い読み物なのですが、クィン氏の謎臭がキツすぎる。
11:白木蓮の花
愛憎劇。きれいに決まった1本。やはりウェストマコット面の小説。
12:愛犬の死
おとぎ話っぽい。タイトルが総てを物語る1本。うまくまとまる話が個人的に好きでは無いので、読後の余韻は1個前の「白木蓮の花」に負ける。
短編集なので、あらすじ以上に書きようがないですね。
表題作マン島の黄金だけは、テレ東の番組を半年遅れくらいで視聴していて、『どんどんご応募くださ~い〔広島テレビでは応募を受け付けておりません〕』みたいな感じで、イマイチ盛り上がれない。マン島にホイホイと行けるわけでもない日本人としては特に。
それ以外のお話はクリスティーさんの試行錯誤感が味わえる、読んでて非常に面白い1冊です。
続いて「ブラックコーヒー」を読もうと思ってたんですが、上記クリスマスの冒険とバグダッド大櫃の謎をそれぞれ中編へクラスアップしたと言われる「クリスマスプディングの冒険(中編集)」を読みます。
グラディスはやはりドジっ子メイドなのか?ヘイスティングズは出てくるのか?
残り39本。
続きを読む以降は私しか読む価値なしの「本屋で確認用備忘録」。
06:邪悪の家
09:三幕の殺人
12:メソポタミヤの殺人
14:もの言えぬ証人
15:ナイルに死す
22:ホロー荘の殺人
28:鳩のなかの猫
29:複数の時計
30:第三の女
31:ハロウィーン・パーティ
33:カーテン
34:ブラック・コーヒー
46:スリーピング・マーダー
50:運命の裏木戸
53:謎のクィン氏
55:死の猟犬
56:リスタデール卿の謎
58:死人の鏡
59:黄色いアイリス
60:ヘラクレスの冒険
61:愛の探偵たち
62:教会で死んだ男
63:クリスマス・プディングの冒険
65:ブラック・コーヒー(戯曲版)
68:蜘蛛の巣
70:海浜の午後
73:チムニーズ館の秘密
74:七つの時計
75:愛の旋律
77:未完の肖像
78:なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?
83:死が最後にやってくる
84:忘られぬ死
85:さあ、あなたの暮らしぶりを話して
88:バグダッドの秘密
89:娘は娘
90:死への旅
91:愛の重さ
96:フランクフルトへの乗客
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