勝利のカギはターペンタイン
前回、テキトーな記述でしたので、油絵の具を使った塗装について少しまとめ。
①塗装テストなので、モノは何でも良いのですが、今にして思えばもう少しリベット装飾のあるものにすれば良かったと思います。
②サフ全体塗装は塗りあがりに均一感を持たせるため。
③下回り(光の当たりにくいところ)に黒スプレー。
④うっすらと深緑全塗。画像ではわかりにくいですが、下地の黒は生きてます。
⑤面ごとに明暗を変えます。使用したのは灰緑色。本来はここまでの作業はエアブラシでやるべきですが、持ってませんので、缶スプレーでいいやという判断。↓飛まつがまちまちで汚くてヤだなあと思う人はエアブラシの方が良いと思います。カラーセパレーションもよりきれいにできますし。
⑥前回も説明しましたが、最初はタミヤのグリーン+油絵の具オリーブグリーン+油絵の具ローアンバーでフィルタリング(透明層を1枚重ねる)。
割合は
グリーン:4
オリーブグリーン:4
ローアンバー:2
ぐらいです。このときはパンドルという描画用ワニスで溶きましたが、ターペンタインという揮発性油でやるのが正解だと思います。綺麗なんですけどね、パンドルの仕上がり。
⑦油絵の具シナバーグリーンとか、マリンブルーとかをぺンチングオイル(調合溶き油)でぼかしながら汚しを入れますが、やはりターペンタインでやるべきだと思います。綺麗なんですけどねえ、ペンチングオイル。七宝焼きとか、ステンドグラスとか表現したいとき、超絶な威力を発揮すると思います。ミリタリーに向かないのが惜しい(笑)。
実はここで乾燥促進も期待して、タミヤのフラットベースを全体にうっすら伸ばしてみたんですが、つや消しがキツ過ぎて、油絵の風合いが完全沈黙。
なのでフラットベースを一度溶剤で落として、技法書どおりにターペンタイン(ようやく入手)でオリーブグリーン5、ローアンバー2、タミヤのグリーン3くらいでもう一度フィルタリング。
上記⑦の状態まで一度もどしてから・・・
⑧ローアンバー5、タミヤのフラットブラウン5を若干希釈してピンウォッシング・・・といいつつボルトナット系の突起が無いのでスキマ部分に流していくだけ。
半乾燥くらいまで待って、ターペンタインを含ませた筆で、ふき取りとなじませ作業。
するとあら不思議。デジカメで伝わりにくいですが、落ち着いた、つや消し具合。
しかもターペンタインだと乾燥が早い!
みなさん、油絵の具つかうなら、ターペンタイン(テレピン油)で希釈してください。
もうタミヤのフラットベースはいらない。
しかし実はパンドルとペンチングオイルのあのツヤムラ感に少しトリコになってます。
何かの塗装で利用できないかなあ・・・
次回があるかどうかわかりませんが、あるなら「ドッティング」「チッピング」といった処理について。
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