顔造形
昔の制作記事を読み返してみますと、私はあまり「こうやって作りました」的なことを書いてませんね。
なんかポッと「出来ました~♪」ですませてる気がします。
最近お友達になったにふていさんから工具類のご質問頂きまして、
「説明には絵があったほうがいいかな?」
と思って記事1個立ててみました。
【にふていさんのブログ】
http://nifty2010nifty.cocolog-nifty.com/blog/
極小変形サイクロナスのフルスクラッチやガシガシ動いて変形もする補給兵スィンドルのフルスクラッチなど、ワクワクする技術を持ったひとです。
2010愛にあふれてます。
さて顔の造形に関する私のいつもの手順ですが。
①パテでタマゴ型を作ります。
②パテが柔らかいうちに鉛筆かシャーペンで文字通り顔を書いていきます。私はいつもマユから描きます。
③目を書いたら、鼻筋を鉛筆でグイグイ押し込んでいき、ホオボネのカーブを意識しながら横にさばいて頬からホウレイ線までゆるいS時でならします。目の下に尖ってない鉛筆でアイラインを引き下まぶた(目袋)の雰囲気を足します。
④ガバッと口部分を押し込みます。口に鉛筆突っ込んで、上あごにむけて少し力を入れると鼻が浮き上がります。
鼻の下をおさえて⇒口の中から上あごおさえて~を繰り返して、上唇の雰囲気を自分の好みにゆがめます。
⑤今度は外から尖ってない鉛筆でやさしく押し込んで(赤矢印)口の形を作ります。⑤の下の絵のように唇がプクっとふくれてくるはずです。
固めるため一晩置きます。
⑥青いラインのように自分の好みの輪郭に、ガバーと削っていきます。彫刻刀の平刀がいいと思うんですよ。デザインナイフはうまく面に当たらない気がします。
以後、各顔パーツはデザインナイフの先か平刀のカドで引っかいて引っかいて切れ込みを深くしていきます。
基本的にメリハリは大きすぎるくらいで作ったほうが良いと思います。
全体的にペーパーがけしたり、溶きパテを塗りたくれば極端な凹凸は滑らかになりますし。
あとは自分の気に入るか気に入らないかで、③あたりまで戻って(パテを盛りなおしたり削り落としたり)やり直すとか、一からやり直すとか。
なんか、あまり上手く説明できなくて申し訳ありません。
一つ確実なのは、「失敗の山を築いていかないと、いい形が出せない」ということでしょうか。
サイクロナス君、盛大に余剰パーツになるのに目をつぶればSFジェットにもなれそうな気がしてきました。
余剰パーツでアホほどデカイ剣とか槍とか作れそうな気もしますが・・・
4段変形なのぉ~?^^;
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コメント
34回くらい更新ボタンを連打して待っておりました(笑)
いやー、生乾きの状態から手を入れているからあんなに活き活きとした表情が生まれるんですね!!
目からウロコですよ本当に!
今まで削りだしとゆうものは硬化したブロックを彫っていくもの(しかもデザインするんだからデザインナイフだろう!みたいな、、、。)だとゆう固定観念に縛られすぎていたようです。
丁寧な図入りの説明で本当に参考になりました!しかもまだまだ作品と呼べるような物が作れていないのに友達としてブログで紹介までしていただいて本当にありがとうございます!
ぜひこれからもよろしくおねがいします!!
投稿: にふてい | 2010年6月26日 (土) 00時33分
にふていさんお待たせしました^^;
文章書きながら、
「いや、これは独りよがりな書き方で伝わらないかも?」
など色々推敲しながら書いてましたので、遅くなってしまいました。
ボディ、足、腕などはポリパテやエポパテのブロックから削りだしたほうが面だししやすいと思うのですが、顔はやはり盛りながらの生乾き時にあるていど形出ししていったほうが良いと思います。
記事中では押し込んで押し込んでと書いてありますが、硬化後、マユやホオボネやエラなど、頭蓋骨が出っ張っているところは極わずかにまたパテを盛り足したりします。
一番上のメガトロンの画像時点ではまず押し込んだ眼窩に硬化後、眼球を盛り足して、さらに硬化後整形、マユを上から足して、エラもあとから加えました。
私もまだまだ悩みつつやってますので(悩んでるときがまた楽しいのですが)これ!といった方法論が無いですが、またなんでもお聞きください。
私こそ、これからも宜しくお願い致します。
投稿: 早瀬五郎 | 2010年6月26日 (土) 00時57分