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2010年3月 3日 (水)

またもやスターシステム

アガサクリスティーさんのシリーズガツガツ読んでます。新たに「蒼ざめた馬」を読みました。ポアロさんもマープルさんも出ないノン探偵モノです。
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ナイショの話ですが、早瀬五郎趣味クラブという組織だった集まりがありまして、造形班100名、CG班100名、読書班100名というだいたい300名くらいの組織なのですが、造形班はスパイメガトロンを完成させていらい燃え尽き症候群で、超マターーーーーーリとサンダークラッカーバージョンを塗り塗りしているところ。CG班はもう随分前に活動休止状態で、そろそろウィンドウズさんから「デスクトップ上にしばらく使ってないアイコンがあります」と言われそうな状況。
読書班の100名のみが、猛烈に活動を展開している状況です。

ウソです。私ひとりしかいません。

読書楽しすぎ。
睡眠時間をごりごり削っていきます。

あらすじ【蒼ざめた馬】
霧深い夜、家路を急ぐ神父が何者かに撲殺される。神父の靴の中に残されたメモに記された9人の名前。警察の調べが進むにつれ、メモの9名のうち何名かはすでに自然死している。警察医の友人から内容を聞き事件に興味を持ったマークは、「蒼ざめた馬」という古い館に住む3人の魔女の呪いが次々にメモの9人を病死させていることをつきとめる。

※クリスティーさんが書くお話なので、非科学的なホラー展開にはなりません。

面白いお話でした。展開の怖さも極上。400ページほどでしたが、二晩くらいで一気に読んでしまいました。
ところで主人公マークの友人としてオリヴァ夫人がまたもや登場します。もうちょっと事件に深くかかわっていればポアロさんをひきずり出してきたのかもしれませんが、オリヴァ夫人自身が折々にチラッと出てくるだけでしたので、事件の存在自体に気付いてないと思います。
正直な話、この小説にオリヴァ夫人が出てくる必然性は無いように思います。
ただ作中でマークから、村で開かれるパーティーに参加して欲しいと頼まれたオリヴァ夫人が、
「イヤよ、私この間、パーティーで犯人探しのゲームを企画したら死体役の子が本物の死体になっててヒドイ目にあったんだから(死者のあやまち)」
とボヤいてて、笑いました。バラバラに読んでますので、この2作がうまく前後したのは奇蹟です。

主人公マークの交友関係の中にデスパード大佐が出てきますが、これは「ひらいたトランプ」のデスパード少佐とは別人?

あと、同じくマークの友人でデイン・キャルスロップ牧師夫人が出てきますが、これまた「動く指」に出てくるディン・カルスロップ牧師夫人と同一人物ですか?

デスパードはともかく、カルスロップ夫人が同一人物なら、ポアロの世界とマープルの世界がスーパーリンクするんですけどねえ。

ともかく友情出演の多いお話でした。ポアロもマープルも出てきませんが。

面白い小説だったのですが、唯一残念なのは「犯人が小者」ということ。主役のマーク以外に事件に深く興味を持っている人間が少ないのと、あからさまに怪しい人間が多いのとで、犯人を絞りこみやすいというのも個人的には地味なマイナスポイント。欲を言えばキリが無いですけど、犯人にはもう一ひねり、業の深さが欲しいですね。

引き続き読書班はついに宮部さんの超問題作「模倣犯」を読み始めました。
ボリュームすごいッス。

睡眠時間がとにかく減ります。連日5時間寝ればかなり良いほう。

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