バックショットの達人
↑大丈夫か?今日のタイトル!
夜な夜な模倣犯読んでいるんですが、上巻の263ページあたりで涙が出て出てどうしようもないので、とりあえずちょっと休んでクリスティーさんの長編1本読んでみました。
模倣犯、子持ちにはツライっす。面白いのは間違いないので、ちゃんと最後まで読みますが。
そんなわけでクリスティーさんの「ゼロ時間へ」を読みました。
いままでポアロシリーズでずっとシブイ脇役を務めてきたバトル警視がついにスピンオフで主役となって登場。
あらすじ【ゼロ時間へ】
ミステリー小説は通常殺人事件が起き、解決へ向けて物語が進んでいくが、殺人事件は結果である。本当はあらゆる事象、人物がその殺人事件が起きる時間「ゼロ時間」へ向けて進んでいくものなのだ。
日ごろからそう公言していた老弁護士が死んだ。死因に他殺の可能性がある。そして海辺の古い屋敷で老嬢が撲殺される。
しかし、犯人の目的はそのふたりでは無い。ふたりの殺害は本当に抹殺したい人間を破滅へ追い込むための準備でしか無いのだった。物語は静にゼロ時間へと向かっていく。
面白い試みの物語ですね。
あらすじのごとく、犯人が本当に殺したい人間を破滅させるのは、本当に最後の最後のところです。
「いきあたりばったりじゃなく、かなり前の段階から綿密に計画を練っている犯人」というのは私的には大好物です。
表面は明朗快活な人が実はドス黒い心の中というのもグゥ。
こういう犯人もっと来て欲しい。
さて、引き続き模倣犯読みます。
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