歩く完全クリスティー図鑑
いつもクリスティーさんの本を仕入れに行っている某百貨店内の紀伊国屋が、土曜日行ってみると大幅に模様替えしておりました。
模様替えというか、本の配置換えをしております。
私がいつも直行するハヤカワミステリーのコーナーは「女の子本コーナー」に変わっておりまして、入り込んだ私はとんだ赤っ恥のコキっ恥でした。
で、文庫本はというとかつてのコミックスコーナーに移動しておりました。
しかもなんと、ハヤカワのクリスティーシリーズ全100巻が、欠けることなく補充されて、赤い背表紙を燦然と輝かせて私を出迎えてくれました。
ハヤカワミステリーをこんなに篤く取り揃えてくれているのはここか、イオンモールソレイユくらいで、涙が出るほど有難く思いました。
紀伊国屋さん、これからも集めていきますよ!
あれですか?ちょっとうぬぼれたんですが、店長さんが、
「なんかここへ来て毎週コンスタンスにクリスティー本が出てるな、アガサクリスティーの波が来てるのか?来てるんだな?歯抜けの部分も全部再入荷しておくか?」
そんな感じでしょうか。多分、私が買ってるくらいなんですが・・・
でー・・・ですね、欠けることなく100巻全部揃ってると、それはそれで何を買うか悩むわけですよ。
まあ「教科書どおりの攻め」で1巻目「スタイルズ荘の怪事件」から買いましょうか。
アガサクリスティーデビュー作ですし、記念すべきエルキュールポアロ1作目ですしねえ、これ買いましょう。
とレジに持っていきかけて立ち止まる。
五郎「いやいや、店長さんの高笑いが聞こえてくるぞ五郎よ。」
想像の中の店長『ハハハハ100巻揃ったクリスティー作品の1巻目を買いおったぞ、とんだシロートめ、浅い浅い、ハハハ・・・』
五郎「イカン!これはイカン!よしここは第50巻トミー&タペンスの最後の事件運命の裏木戸を・・・いや、ちょっとそれはさすがにもったいない、36巻の名作『書斎の死体』で行くべきか?いやマープルものならその手前35巻、マープルデビュー作の『牧師館の殺人』だろうか?(以下略)」
と五郎永世名人、長考に入ったのですが、答えが出なかったので、やはり1巻スタイルズ荘の怪事件を買って帰りました。
背表紙に輝く背番号1
本当はずーーっと探していたマープルさんの「パディントン発4時50分」を本屋に入るまえから買う気マンマンだったのですが、100巻揃ってる状態からいきなり41巻目を引き抜く勇気がありませんでした。
何にしてもまず私は今読んでいる「動く指」を読み終えなければならない。
(ちなみに「動く指」は背番号37)
| 固定リンク | 0
「読書班-アガサ棚」カテゴリの記事
- お笑い用語で言うところの天丼というやつ(2021.03.23)
- フジにしては渋いところをついてきた(2021.03.05)
- 怪作登場(2019.04.17)
- テレアサ春のアガサまつり(2019.03.14)
- 未読の人の視点が理解できました(2018.04.23)
コメント