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2008年9月22日 (月)

金にまみれた貧乏人

少し前に「ポールスローンの札束を焼く強盗」という本を読んだ!という記事を書きましたが、本日その本の続き物で、
「ポールスローンの腕を送る男」という本を買いました。
んもう、面白くてイッキ読みです。

※一種のパズル本です。到底理解不可能な結果が提示され、ヒントを元に合理的な理由を割り出すという推理ゲーム。

こっちのほうが中身が濃かったです。
まず第1問目がもちろん本のタイトルにもなっている「腕を送る男」なのです。

男の元に人間の片腕が郵送されて来る。
男はその腕をまた別な男に送る。
二人目の男はその腕をしげしげと見たあと、森へ行きその腕を燃やした。

まあ、これだけの提示だと「なんで?」となるのですが、札束を焼く強盗よりは深く、厳かな理由があります。誠意というか、固い誓いというか。
ネタバレはしません。ちょっと禁忌系ですね。ウミガメのスープと似たようなお話です。似てないですが、似た系統のお話です。

2冊目を読んでみて気づいたのですが、出題される問題の中には結構日本の落語とか昔話とかにも似たような話があったりします。
不思議な謎物語は昔から、昔なりの流通経路で日本に入ってきて、当時の日本人にわかりやすい登場人物や背景になり、流布していくんでしょうね。

今回一番「ああ!これはいい!」と思ったのがコレ↓

Q41「早すぎる誕生日」

おととい山田トン平君は17歳だった。なのに来年はもう20歳になるという。
なぜこんなことが起こるのだろうか?

誰にでも起きることではありませんが、ものすごく特別な条件でもありません。
私の友人にも、この条件にあてはまる人が2人います。
うるう年とは関係ありません。

一応答えを↓置いておきますが、自己責任でお願いします。

Q41の答えはココをクリック。

もうひとつ、今度はサスペンス系

Q52「野原の死体」

ある男が野原で死んでいた。死体の隣には未開封の包みがあった。男の死因は?

ヒント1:事故死
ヒント2:包みを開けることが出来れば男は死ななかった

カンのいい人はヒント2で「アッ」となるはず。

答えを置いておきますが、自己責任でお願いします。

Q52の答えはココをクリック。

※「答えを見ることに何の抵抗もないけど、うまく見られない」という人は教えてください。
多分見られると思うのですが念のため。ちなみにリンク先の画像に直接書いてますので、この答えは文字検索にも引っかからないはず。


なお、記事タイトルの「金にまみれた貧乏人」はわりとわかりやすい方。まわりにお金がたくさんあるのに、男は貧乏。
わかりやすいと思います。

このシリーズまだあと数冊あるのですが、やめられませんねえー。読み始めるととまらない。
やはり全部買っていこうかなあ。
ちなみに「ポールスローンのウミガメのスープ」というのがあるんですが、表題からして手垢が付きすぎていて、食指が伸びません(苦笑)。

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コメント

前回に引き続き面白いですね!
興味が湧いたのでネットで同じ本を注文してしまいました。
秋の読み物のひとつとして届くのが楽しみです(^^)

投稿: あっかー | 2008年9月22日 (月) 23時17分

あっかーさん!気に入って頂けました?
そんなにガチガチのパズルという感じではなく、適度に力も抜けてると思います。
中にはあたりハズレもあるのですが、時々デカイアタリがあって、それをヒントすら見ずに近い解答へたどり着いた時がたまりません!!
たまに考えすぎて、正解よりはるか何万光年はなれたところに迷い込んだりしている自分に苦笑することもあります。
「え?そんな簡単な答えなの?」みたいな大スカシもまたご愛嬌ということで・・・
^^;

ぜひ、ご堪能ください。

投稿: 早瀬五郎 | 2008年9月23日 (火) 01時02分

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