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2008年6月19日 (木)

ダイヤモンドは砕けないが燃える

仕事の話なんですが、何かと直接的なことは書き辛いので、昔話風にお伝えします。

五郎さんとうさぎさんは大のなかよしです。
うさぎさんのつくる「うさぎ本」はたくさんの人が見ていない本ですが、値段も100円とお安く、内容も五郎さんにとって満足いく内容です。
1年間続けて「うさぎ本」を買う約束をしようと思っていたある日、五郎さんのところにキツネさんが遊びに来ました。
キツネさんの「キツネ本」はたくさんの人が読んでいます。たくさんの人が読むだけあって、キツネ本は300円から400円はすると言われています。
キツネ「五郎さーん、キツネ本買ってくださいよぉー。安くしますよー。」

五郎「いやーでも、安くなっても元の値段が高いからねー。私はうさぎ本を買うことにしますよ。いくら値下げしてもキツネ本の評判と内容で100円以下の90円にはならないでしょう?」

五郎さんは、キツネさんの物言いが少し気に入らず、つい意地悪な言い方をしてしまいました。しかしキツネさんは少しだけ考えたあと、

キツネ「わかりました。90円でお売りします。そして季節ごとの別冊もサービスで着けますよ。もう、断る理由は無いでしょう?」

起こりえないことが起こってしまい、五郎さんは断れなくなりました。
五郎さんは後日うさぎさんに謝って、キツネ本を買うことにしました。
うさぎ「あーー、キツネさんにそこまでされると、我々はどうしようも無いですね。私だってその値段ならキツネ本買いますよ・・・」
値段というカセさえなければ、キツネ本はキシリア様に伝えたいほど良いモノなのです。
断る理由など、どこにも無いのです。
ビジネスの世界で、「仲良しだから」なんていう感傷は意味を持たないものなのです。

教訓:逃れられない運命は確かに存在します。




でもなんだか、やるせない・・・

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コメント

うむ...
キツネさん、なかなかのやり手とみました。
二社購買がベストなんでしょうけど、大抵はそんな余裕(お金&物)は許されないケースが多いですよね。

ウサギさんの本みたいな商品は値段と何かもう一つ、キツネさんの本より確実に抜きん出るものがあるといいですよね。
潔さとか、使いやすさとか.....。
良い例が思い浮かばないけど、ドコモのらくらくフォンみたいな。

廉価できちんと的を射つつもシンプル。
なかなか探しだせない、実は一番欲しいもののような気がします。

ウサギさん、おいらはそういう商品を待っていますっ!

投稿: りょーこ♪ | 2008年6月20日 (金) 02時31分

りょーこ♪さん今晩は。
実は一番手堅く、各種サービス揃っていて、人口に膾炙するのがキツネさんの本なんです。
ただ、中小企業から見たら値段的にチョットネエ・・・というところが実情なんですが、ありえない値引きできたわけです。
うさぎさん曰く「泥仕合です」とのこと。

その値段で来られたら、キツネさんから買わない理由というのは無いんですよねー。

うさぎさんガンバレ。大きいところのあからさまなやり口に負けるな!
キツネ本を買った私が言うと矛盾しますが・・・

投稿: 早瀬五郎 | 2008年6月20日 (金) 20時24分

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