怪物料理の名コック・次狼
怪物料理・・・人間に例えると、「人間料理」ですよね。同族料理はマズイですなあ。いや、美味い不味いのマズイじゃないですよ。
そう思いながら「怪物くん」の主題歌を聴く。
力仕事に~
深夜の散歩~
怪物料理の名コック!フンガーー!!
そりゃフランケンも驚きますよ。昨晩食べた海がめのスープは何だったんだって話です。
いやいや、そんな前フリ話はどうでも良いんです。
昔、暴れ九庵という時代劇がありました。(25年前の作品です。)
主演の町医者・九庵は風間杜夫さん。
熱血漢の九庵は世の中の不正や悪行が許せず、悪事を働く連中のアジトを夜陰に乗じてひとりで襲撃に行きます。
同じころ、九庵の兄、南大(津川雅彦さん)は泪橋の伊助(古尾谷雅人さん)と差し向かいで飲んでます。
南大さんは、私の中で何か正業を持っていた記憶もありますがどうみても遊び人です。いい加減な物言い。だらしない生活態度。津川さんこういう役ピカイチです。
泪橋の伊助はかなりヤバそうな任侠のひとです。とても明るい昼間に出てこれるような人では無いたたずまい。
飲んでいる最中、だいたい、その回のエピソードに絡んだ、「ちょっといい話、考えさせられる話」なんかを南大は伊助に話して聞かせてます。伊助は無表情に飲むだけ。
話が終わったころ、伊助がおもむろにひとこと
「で、今日はどこのどいつを殺ってくれば良いんです?」
「すまんな、いつも。弟は今ごろ、○○屋に飛び込んでいったはずだ。後ろ盾に代官(とか、エピソードごとの諸々の権力者)もついている。助けてやってくれ」
伊助は何も言わずに消えます。
九庵は結構ひとりでも頑張って立ち回りをやってます。しかし悪玉の頭目が短筒なんかで九庵を狙っている時、物陰から伊助がサッと出てきて「ワレ…死んだれや」とつぶやいてトドメを指し、九庵に見つからないよう去っていく。
この番組、結構好きだったんです。すぐ終わってしまいましたが。
泪橋の伊助はお察しの通り、ものすごくオイシイ役です。
泪橋の伊助と南大に過去何があったのかは劇中、まったく触れられませんが、伊助は「どこからどうみても遊び人で、いいとこひとつも無さそうな南大さん」に絶対の信頼を置いてます。
何か、すごいことがあったんだろうなあ。視聴者には雰囲気しか提示されません。
まあ、ようするに何が言いたいかといますと、津川さんがキバットと音也の2役分ということです。
話は突然仮面ライダーに変わってますよ。
津川さんがあの風貌で
「ガルルセイバーーー!」
とか、
「キャッスルドラーーーン!」
と叫んでいるわけです。
仮面ライダーキバは、もう少し現代編に力をそそぐべきだと思います。過去編はひと月に1回くらいで良い。今は過去編の露出が多すぎな気がします。
渡編より音也編の方が面白いからなおさらです。
そこをセーブしておかないと、現代編の次狼の「それはできん 音也との約束がある」が生きてこない。
過去編は、「何があったのかなあ・・・今週は音也編無かったなあ」くらいのじらし加減でいいです。
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コメント
私は現代編が月イチで良いです。だってつまんな
作ってる方も過去編の方がノリノリな感じしますね。やっぱり制約が少ないからかなぁ。
投稿: misodrill | 2008年5月21日 (水) 22時50分
misodrillさん今晩は!
。
確かに現代編はどうもスベり気味ですね
製作体制的に、無理とは思いますが、日曜朝に現代編をやって、日曜深夜に過去編をそれぞれ30分ずつやってくれれば、それぞれの時代に集中できていいんですけどねえ。
今は、あっちいったりこっちいったりで、お話に集中できません。
あの、過去編、最終回までにどう落とすつもりなんですかねー???
投稿: 早瀬五郎 | 2008年5月22日 (木) 19時28分