アロハを着る金田一
不死蝶、スペードの女王などといった、金田一モノの絶版小説をついに見つけました。
ネット通販万歳!
私も何年ネット生活やってるんだって話ですが・・・
さて!ストックで取っておいた金田一モノの「七つの仮面」を読み終わりました。
短編集です。
七つの仮面
猫館
雌蛭(変装で金田一がアロハを着ます)
日時計の中の女
猟奇の始末書
蝙蝠男
薔薇の別荘
表題の「七つの仮面」になぞらえて、7つの短編で構成されております。
七つの仮面以外の6本はあまり仮面と関係ない話なんですが・・・
ていうかねぇ・・・コレはヒドイヨ!
書評めいたものを書くときは、つとめて謙虚に書こうと思ってるんですが(あからさまな批判もイヤだし)、でも、この7本はねえ・・・。
一応私も、この7本を含めて金田一ミステリを38本読んできたわけですよ。去年の秋から。
金田一シロートから金田一中級くらいにはなったと思いたい。そして少しは言いたい。
これはホントにヒドイ。
全体を通して、
「とりあえず犯人を決めずに書き始めて、終盤になって一番犯人くさくない人間を犯人役にしてみました」
そんな感じが漂ってます。
読んでいて一番イヤな気持ちになったのは、「蝙蝠男」。
犯人は最初からいるヤツでは無いし、一番やっちゃいけないこととして謎解き部分の
「何故、犯人は、その事件を起こしたか?」
の部分を文中で「それは金田一耕助のみ知るところとなった」で済ましている。
ちょ!読んでる我々、置いてけぼり!
長編はともかく、短編は当たり外れがデカイなあ・・・と、あんまりガックリ来たので続けざまに次のストック「殺人鬼」を読み始めたわけです。
性懲りもなく。
「殺人鬼」も短編集です。
で1番バッターで表題にもなっている殺人鬼を読んだのですが・・・
来た!
場外ホームランです。
サッカーなら、500対0で勝ち!みたいな作品が来ました!
残る短編全部読んだら記事にします!
やったぜ殺人鬼!(←不穏当な発言)
続きを読む以降は例によってスルーで結構でございます。
m(_ _)m
_
続き
【現在までの読了数】
★★★→ダメ、ゼッタイ
☆★★→ウ~ン
☆☆★→マアマア
☆☆☆→これは読んで損なし!
01:☆☆☆獄門島
02:☆☆★夜歩く
03:☆☆☆百日紅の下にて
04:☆☆☆八つ墓村
05:★★★睡れる花嫁
06:☆☆★湖泥
07:☆☆★蜃気楼島の情熱
08:☆☆☆蝙蝠と蛞蝓
09:☆☆★人面蒼
10:★★★悪霊島 上・下巻
11:☆☆☆悪魔の手毬唄
12:☆☆☆本陣殺人事件
13:☆☆★車井戸はなぜ軋る
14:☆☆★黒猫亭事件
15:★★★悪魔の寵児
16:★★★生ける死仮面
17:★★★花園の悪魔
18:☆★★蝋美人
19:☆★★首
20:☆☆☆貸しボート十三号
21:☆★★堕ちたる天女
22:☆☆★迷路荘の惨劇
23:☆☆★悪魔の降誕祭
24:☆★★女怪
25:☆☆★霧の山荘
26:☆☆☆仮面舞踏会
27:☆★★支那扇の女
28:☆☆★女の決闘
29:☆☆★犬神家の一族
30:☆★★死神の矢
31:☆☆★女王蜂
32:★★★七つの仮面←NEW
33:★★★猫館←NEW
34:★★★雌蛭←NEW
35:★★★日時計の中の女←NEW
36:★★★猟奇の始末書←NEW
37:★★★蝙蝠男←NEW
38:★★★薔薇の別荘←NEW
※読んだ順です。
読破準備中
殺人鬼・・・o(゚ー゚*o)ワクワク
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