犬神家のエポキシパテ
ようやく重い腰を上げ、「犬神家の一族」を読み始めました。
金田一といえば、この作品というくらい代名詞的な感覚を持たれる方が多いと思います。
市川監督も石坂さんで、2回も映画化したくらいですし。
なので、私的にはあまり食指が動かなかったのですが(王道嫌い)、まあ、そう毛嫌いせずに、読み直してみようと思い立ったわけです。
やはり名作は面白いですね。読み始めるととまらない。
半分くらい読んだのですが、もう少しゆっくり読みたくて、無理やり中断してみました。
途中、この物語の主人公 珠世さん(「主人公が珠世」というのは小説の始め頃にはっきりと記載。今回も金田一は脇役か?)の乗っているボートに穴が開いていて、転覆しかけるのですが、その仕掛けが
「あらかじめ穴が開けてあり、そこにパテが詰めてある」
とのこと。
エポキシですか?タミヤ製ですか?やはり、ウェーブの軽量ですか!
いやまあ、小説の中の年号昭和2X年にウェーブも何もあったもんじゃないですが・・・
この小説のこの部分を読んでなお今日のこの記事を読んで、
「ナニを馬鹿なことを。木工作業用のパテに決まってるだろう」
と思う人は至極まともなひと。
「いやまて、なぜエポキシと断定する?モリモリとかスベスベのポリパテ系かもしれんじゃないか」
と思う人とは、いいお友達になれそうです。
あまりの面白さに少し飛ばしすぎましたが、じっくり全部読んでまた感想書きます。
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