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2007年7月27日 (金)

強引な丸呑み

いきなり簿記の話ですが、試験時間2時間で、我々受験生が何を重視しなければならないかというと、
1.電卓を叩くスピードと正確さ。
2.問題文を読んで悩まない。

1番は、電卓職人(ウチの会社の経理畑の女の子)から極意を伝授されました。これはまた、別な機会に。
問題は2番なんです。
問題文を読んで悩んでいる時間なんか無いんです。読みながら仕訳、仕訳と同時に転記。
でなければ間に合わない。
各種テキストにもたいていは、「読んで判らない問題は後回しにしろ」と書いてあります。

・利益準備金の積み立て額は、支給する配当金の1/10の額を資本金の1/4までを限度として積み立てる。
・創立費の償却期間は5年以内
・開業費の償却期間は5年以内
・株式交付費の償却期間は3年以内
・社債発行費は償却期間内
・開発費は5年以内

と、まあ法律にはいろいろ定めがあるわけですが、これらの数字は漠然と覚えていると、いざ問題を目の前にした時必ず迷います。

配当金の1/5だったっけ?株式交付費は5年償却だったっけ?
※間違ってます。

などと考えているだけで、試験時間の2時間はジリジリと減っていきます
で、作戦を考えました。

まず↓コレですが、

・利益準備金の積み立て額は、支給する配当金の1/10の額を資本金の1/までを限度としてつみたてる。

↓↓↓↓↓↓↓↓

配10金~4本金まで。

オオ!覚えやすいぞ。要するに1/~1/を思い出せれば良いわけだから、「配10金~本金」で十分なわけです。

ひとつ、とりあえずクリア。

問題は○○費のそれぞれの償却期間。
創立費や開業費、開発費なんかは、実際仕事でやっているので、原則5年均等償却なのは判ってるんですが、なじみのない費用と混同します。
※顧問税理士さんに、「どうにかして3年くらいに圧縮する方法無いですか?」と聞いたら、「無い。無形固定資産以外は5年均等償却しかない」と言われた。儲かっているうちに、一気に経費化しておきたいんだけどなあ・・・

・・・創立・開業・開発はどれも5年償却である。逆に覚えなくて良いんじゃなかろうか?
「株式交付費と社債発行費以外の繰延資産は5年」
と覚えておけばイイジャン。
あと、ふたつ。
「社債発行費は償却期間内」というのは、問題文に必ず指定があるはずです。
○○商店では~~が**している、以下の表を埋めよ。なお社債発行費の償還期間は10年となっている。
といった具合。
なんだ、覚えなくてイイジャン。
「株式交付費以外の繰延資産は(問題文に指示が無ければ)5年」
さっきより長くなりはしたものの、覚えやすくなった!
で、最後に残った株式交付費ですが・・・

特徴が無いですね、株式交付費。

かぶしきこうふひ
カブシキコウフヒ
kabusikikoufuhi

・・ん!そ・う・り・つ・ひ、か・い・ぎょ・う・ひ、か・い・は・つ・ひ
5年償却ものは、全部5文字だ。
か・ぶ・し・き・こ・う・ふ・ひ

8文字か。惜しくもなんともない。
じゃあ、こうだ。
「繰延資産は(問題文に指示が無ければ)5文字が5年。株式交付費は3文字多いので3年。」

文章はどんどん長くなってますが、覚えやすいぞコレ。どうですかみなさんコレ?ダメ?

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