電車の王様

仮面ライダー電王という番組に、キンタロスという力自慢（？）のキャラクターが出てきます。
浪花節キャラです。
昔は冷血非道の次期創世王だったはずなのに、随分丸くなったものです（番組違う）。

キンタロスの口癖は
「俺の強さにお前が泣いた」
「俺の強さは泣けるで～」

以前、

うちの坊っちゃんが「泣けるで～」を「負けるで～」と勘違いしている。

という記事を書いたのですが、昨日、坊っちゃんが「泣けるで～」と連呼しながら電王の絵を描いている。
オオ！間違いに気付いたか坊っちゃん！エライぞ。
と心の中でひそかに喜びつつ「それは何の絵」と聞いてみた。

坊っちゃん「ギンタロスの絵だよー。『俺の強さに俺が泣いた！』」

ガンバレ坊っちゃん！いろいろあるが、もうひといきだ！
負けてないだけでも立派だ。

あの電王という番組・・・ツマらないとまでは言いませんが、非常におしい。
例年の仮面ライダーシリーズに言えることなのですが、主役のキャラが多すぎ立ちすぎで、どうしても食いあっている印象しか受けません。２人目のライダーが出てくる以前に、１人目のライダーでキャラ多すぎなのではないでしょうか。
性格の振り分けとしては

良太郎：ひ弱
モモタロス：寺島進
ウラタロス：チャラ男
キンタロス：朴念仁
リュウタロス：壊れキャラ

○○タロスは皆それぞれ頑張っているのでしょうが、正直モモタロスと良太郎の掛け合いだけで充分な気がします。
ウラタロスは最近特に影が薄い。しかもチャラ男は喫茶店の常連にすでに一人いるので、ヤツだけで充分でしょう。
キンタロスは初登場エピソードが秀逸すぎて、以降、盛り上がらない。あそこで消えていた方が正直カッコよかったと思えるわけです。
リュウタロスはこれからなのかなあ？物凄い秘密を背負ってるっポイけど、例年のごとく、
「そういえばアノ設定どうなったっけ？」

で終わりそうで怖い。
ただ・・・
リュウタロスが良太郎に乗り移った時の、吹き替え無しのガッツリしたブレイクダンスは好き。あのドコからともなく出てくるリュウタロスダンサーズも凄い好き。
あの「いーじゃんスゲーじゃん」のダンスチューンが頭から離れない。

でもやっぱり後発のウラ、キン、リュウの３タロスはモモタロスの「ダントツの暴走と愛らしさ」に勝てていない。
モモタロスはなんであんなにギャースカギャースカ毎週怒鳴り散らしているのに、愛らしいのか？不思議なキャラなのです。
良太郎もひ弱なクセに絶対イニシアチブを誰にも譲らないし。

良太郎とモモタロスの２人３脚でずっと進んでいくなら、バロム１やウルトラマンＡのように、オモシロい仮面ライダーになると思ったんですけどねえー。
   

非常に残念。

喫茶店にいる「チャラ男」と「念仏師」が化けたら（変身するという意味にあらず）、あの番組を見直します。

そんないまいち盛り上がらない日曜朝だったので、続いて藤岡弘．さんの１号ライダーＤＶＤを坊っちゃんと鑑賞。
坊っちゃんと昭和のライダーを一緒に見るのは初めてかもしれない。
坊っちゃんは結局ナンでもいいのかどうかわかりませんが、激ハマリでした。
もう主題歌覚えちゃった。
（「かめ～んらいだーかめ～んらいだー！ラーイダー、ライダーーー」という所をリフレインするだけですが）

久しぶりにまじまじと仮面ライダー１号のお話（新１号編あたり）見てみたのですが、藤岡さん、メチャメチャ動きますね。しかし、それにも増して、滝の動きは尋常じゃない！

そしてなによりショッカー怪人フクロウ男の崖落ちがすごい。電王のチャラ男もあれくらい頑張ってくれ！

けして批判のつもりでは無いのですが、そんな感じの記事になってしまって、少し反省。