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2007年5月20日 (日)

失敗作or蒸発

始めに言います。今日の記事は何一つ面白くありません。
とりあえず、絵でごまかしておきます。
Zm0520_01

簿記の話なのですが。
製品加工中に仕損じや減損が発生するわけです。
事例としては
「つい、デザインナイフがグイっと入っちゃった(仕損じ)」
「塗料のビンを開けてみたら固まっていたもしくは蒸発していた(減損)」
などになります。

あくまでたとえばですが、私が今月エポキシパテを10箱消費したとします。
月末時点でに完成品に費やしたパテ6箱。作りかけ(仕掛)に費やしたパテ3箱。
加工中に固まってしまい使えなくなったパテ1箱。

家計簿を付けようと考えた時、無駄に費やしたパテ1箱の費用は完成品側に含めるのか、仕掛に含めるのかという判断をする際、
・仕掛の加工進捗度
・パテが無駄になった(以下、正常減損)時期
の二つが重要なポイントになります。

1)正常減損は、工程の始点で発生した⇒完成品、仕掛品両者で使われた扱い
2)正常減損は、工程の終点で発生した⇒完成品側で使われた扱い
3)仕掛品の進捗度は1/4で減損の発生が進捗度1/2の時⇒完成品側で使われた扱い
4)仕掛品の進捗度は1/4で減損の発生が進捗度1/5の時⇒完成品、仕掛品両者で使われた扱い

1)の場合、仕事のやり始めでしくじっているのだから、完成品にも作りかけの物にもそのパテは使われただろうという判断。
2)は仕掛品が月の途中で止まっていて、月末ほぼ完成品ばかりにパテを使用している時しくじっているので、完成品が負担しなさいという判断。
3)は2)をもう少し細かく検証していき、仕掛品は月の1/4で手をつけておらずあとは完成品を仕上げる事にのみついやしていたのだから、月半ばで発生した減損は完成品が負担するという判断。
4)は3)の逆。仕掛品の手が止まる前に発生しているから、両者負担扱いにするという判断。

ここのところ、ず~~~っとこの、
完成品の原価計算に含めるのか、仕掛品の原価計算に含めるのかでひたすら堂堂巡りをしておりました。

やっと理解できた。遅いよ私・・・間に合わないよ私・・・

ちなみにこれ、出題される問題として、この部分だけ出るわけじゃないんですよ。
長い長い長い問題文の中に提示される各種条件のうちの一つなのです。
【問題】
~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~
~~~~~~~~~~~~
~~~~なお、仕掛品の加工進捗度1/4。減損の発生点は1/5とする。

みたいな感じ。
しかし今まで形でうろ覚えしていた部分が少しは理屈で理解できたので良しとしよう。
やっと次にすすめる。

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