3個の顔
さて、ミクロアシュラマンの顔型抜き作業です。
ミクロアシュラマンって書くと、弥勒阿修羅みたいに見えますね。
だいたい出来上がっている顔モデルをエポキシパテ高密度タイプに押し当てます。
押し当てる前にモデルの顔にオ○ナイン軟膏を塗っておきます。
塗っておかないとパテ硬化後剥がれないんですよ。これ重要!
パテを高密度タイプにしたのは独特の弾性と強度が欲しかったからです。
即乾タイプだと、弾性がなくもろいので、型からはがす時、ボロリと割れてしまうおそれがあります。
さて、出来た凹型に今度は即乾パテを押し付けます。
即乾パテにしたのは、後の切削作業を容易にするためです。
この工程を3度繰り返して、同じ寸法精度のものを3個作ります。
即乾パテといえど、硬化まで半日はかかるので、その間に他のことをしておきます。
そんなこんなのうちに、3個出来ました。
ワッフル職人のような心境です。
ワッフル職人のようにバリを取ったあと、3つを正三角形になるように貼り合わせ、ボディに装着。
オオ!アシュラマンっぽいゾ!
ん~。マアマアか。あとはエッジのダルいところを補修して、笑い顔、怒り顔、冷血顔の3面を作っていきましょう。
ここまで来ても、まだ腰ミノをどうやって作るか考えていません。
洋服屋さんで余り皮とか貰ってこようか・・・いや、天然モノは手入れが大変なんで、合皮のほうがいいか?
ここからは地味な作業が続きます。
ハッしまった!明日夕方から仕事なんだから、こんなことしてないで、早く寝ましょう。
深夜造形更新の合言葉、
オヤスミナサイ。
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コメント
実はキン肉マンの世界を知らないんですよ。
(でもATOKって、キン肉マン、を一発変換するのね)
アニメ版のデビルマンを思い返せば、バックルとパンツ部分に60年代の水泳パンツを連想してたんですが、デビルマンがそのままレスラーデザインだったんですねー。
この手の多腕(駄洒落かい)キャラって、腕分の付け根を胴体にどう(おい)接合するのか、二次元でやれるごまかしが三次元では通じないところが面白そうですが、それほど面倒なことではない?
投稿: 嵐田雷蔵 | 2007年3月31日 (土) 08時21分
嵐田さん今晩は!
この手合いはですねぇ(ダジャレです!)本当は胸の筋肉から考えないと思いっきり破綻するんですよねえ。
片側3本の腕を胸筋1枚で持ち上げられるわけないんですよ。
で、2次元創作物はみな肩の付け根からムリヤリ生えていたりします。
筋肉表現に定評のあるアメコミのジム・リーですら、X-MENのスパイラルは3本ずつ肩の付け根から生えてました!
造形やる人で、筋肉図鑑など見ながら造形する人は皆、多腕に苦労されてます。
物理的に胸筋や肩甲骨各6枚もボディに納められないんです。
そのへん私はいい加減ですので、適当に6本生やしてます。
筋肉のつながりは明らかにおかしいですね!(←変な自信)
投稿: 早瀬五郎 | 2007年3月31日 (土) 22時48分
なるほど~、こっちのバージョンのアシュラマンは発売されそうにないですもんね、幾らタカラでも。自分的にはベンキマンとかラテカセキングとかのゲテモノ超人のほうが好きだったり(笑)。まあミクロマンでも何でもなくなっちゃう気がしますけど。
投稿: misodrill | 2007年3月31日 (土) 23時40分
misodrillさん今晩は。
アシュラマン発売されそうにないですよね!
もうすでに今の時点で色変えとか、顔のディテール変えだけで、行こうとしてますからね、タカラトミーさん。
ミスターカーメンとか出るようですので、少しは期待できそうなんですが、構造が変わるアシュラやサタンクロスは難しいところだと思います。
それを見越して作ってます(笑)。
私もキワモノ超人派ですよ!
私的にはスプリングマンが良いですね!どこをとってもミクロマンじゃないですが。
投稿: 早瀬五郎 | 2007年4月 1日 (日) 22時36分