勘定連絡図
久々に簿記の記事。
工業簿記の勘定連絡図を、暗記しておけば、工業簿記根本の理解に役立ちます。
※クリックして拡大してください。
とは言うものの、何のとっかかりもナシに暗記していくのは至難の業で、どうしよう・・・と途方にくれていたのですが、逆算していく方法を思いつきました。
ゴレンジャー方式で理解しようとしても無理がある事を、今回の検証ではっきりと思い知りました。
図の右中央の少し下にある「損益」のT勘定は結局の所、どんな会社にも存在する損益計算書の簡略版です。この部分は商簿会計とまったく同じなので、物凄く良く理解できます。
ここからスタートして、いけば意外と全体図まで広げていけることがわかりました。
損益T勘定の右の売上高は、単純に期中の売上合計なので、考える必要無し。
販・管(販売費および一般管理費)も、販・管勘定の総計なので、考える必要無し。
営業利益は単純に右-左の差額なので、考える必要無し。
最後に残った売上原価をほどいていきましょう。
売上原価を求めるためには当期完成させるためにいくら使ったかを調べればわかる。
(期首有高と期末有高は元から判明している数字なのでスルー)
当期完成したものにいくらかかったか?
作りかけ品(仕掛品)が今手元にあるので、今期の未完成品すべて手がけるのに必要だった費用と期首にあった未完成品費用の合計(表左側)から、期末に手元に残った未完成品の費用を引けば、今期完成した物にかけた費用が出せる。
あとは似たような説明が続くので割愛しますが、こうやって順番にバラけさせていけば、やがて全体図がイメージできるようになります。
この方法は良いかも知れない!?
少し勉強するのが楽しくなってきたかも。うかれていた気持ちが↓この画像に表れてます。
この気持ちが持続しているうちに飛ばしておこう。どうせ息切れする時は来るのだから。
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