リトルスターウォーズ
長文矯正シリーズ番外として、のび太の宇宙小戦争を短くまとめました。
「ドラえもんって何ですか?」という人に今回の記事を少しでも理解して頂くために・・・
ドラえもん『のび太の宇宙小戦争』
ピリカ星から地球に亡命してきた人差し指ほどの小さな少年パピ(実は大統領)を追って、独裁者ギルモア将軍の情報機関PCIAの戦艦が、地球に。
しずかを人質に取られた上、スモールライトまで奪われ、のび太一行は人差し指サイズのまま元の大きさに戻れない。
パピはしずかの身柄を確保するため自ら母星へ連行される。
押っ取り刀でピリカ星へ乗り込んだ5人は3:2に別れ反撃を開始。
ドラえもん、のび太、ジャイアンの3人チームは捕まってしまい、パピとともに処刑場に引き出されるが、反乱軍を差し置いてたったふたりで数百の無人戦闘艇を撃墜したしずか、スネ夫の後詰部隊が敵軍隊すらも崩壊敗走させる!
さて・・・
休日を利用して、借りていたDVD「のび太の宇宙小戦争」を子供ふたりと見ました。
あくまで主観ですが、この映画を見ていて今頃になって気付いたことがひとつ。
この映画ではジャイアンの影が薄い。
いや、のび太を助ける名場面や、敵の巨大戦艦をひとりで沈めてしまう大活躍を見せるのですが、ストーリーの根幹の部分で絡んでこない。
強力な助っ人という印象です。ジャイアンじゃなく「力自慢のゲスト」でもOKな役回り。
そして、実はドラえもんとのび太も影が薄い。ドラえもんは道具提供者としての役割しか無い。
それとは逆に、しずかちゃんとスネ夫は見せ場タップリの大活躍。
『のび太の宇宙小戦争』という映画は最初から最後まで、このふたりで引っ張っていると言って良い。
エンタテインメントとしてまず可能性は無いですし極論中の極論ですが、しずかちゃんとスネ夫が四次元ポケットのスペアを持っていればお話は構築できます。
前年度作品「魔界大冒険」とのバランスもあるかもしれない。
魔界大冒険は「魔法世界」というパラレルワールドに行ったドラえもんとのび太の物語なので、どうしても他のレギュラー3人はゲスト色が強い。
ただその中でもジャイアンは要所要所でジャイアンじゃなきゃ出来ない攻略法で一行を助けるので、まだ印象は強い。
それにひきかえ魔界大冒険には美夜子さんという、明確なヒロインがいるので、しずかちゃんは物凄く影が薄い。
そしてスネ夫も影が薄い。今思い返してみても、
「スネ夫何してたっけ?」
という感じです。
その反動なのかもしれません。翌年放映された宇宙小戦争は、「しずか、スネ夫」ムービーといっても過言ではありません。
敵の本拠地を目指すにあたり、他作品ではあまり見たこと無いパーティー分けをします。
先手潜入部隊として「ドラえもん、のび太、ジャイアン」チーム。
後詰→突撃部隊として「しずか、スネ夫」チーム。
先手潜入部隊が意外とあっけなく捕まって処刑場に引き出されるのに対し、
数百の無人戦闘艇を後詰のふたりでほとんど撃墜。
そのまま反乱軍リーダーを説き伏せて、
たった2機で突撃をかける「しずか、スネ夫」チームの仕事量!
(実際この時点の反乱軍中、しずか、スネ夫に比肩する猛者はいなかった)
「一見すると戦力的に脆弱とも思えるふたりなのに、敵軍隊が恐れ逃げ惑うほどの鬼のような反撃をはじめる」
この映画が自分の劇場版ドラえもんランキングの中で常にトップにいる理由があらためて理解できました。
あー鉄人兵団も久々に見たいなあ。
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コメント
タイミングばっちりですね。本日鉄人をそっと五郎さんの机に忍ばせておきましたよ。フフフ
投稿: 夏侯 | 2007年1月30日 (火) 09時03分
夏侯さんありがとうございます。
グッドタイミングですね。
もう、3回は見たいと思います。
子供達も喜びます。
m(_ _)m
投稿: 早瀬五郎 | 2007年1月30日 (火) 13時02分