ミステリマニア初級
先日、日商簿記のテキストを買ったと書きましたが、実は正確に言うと、中央経済社平成18年度版「新検定簿記講義2級・商業簿記」を買ったのでした。
行き着けのどの本屋にも「新検定簿記講義2級・工業簿記」はありませんでした。
で、本日県内では最も大きな本屋(広島県のみなさん「ギガ」ではなく「テラ」の方です)へ仕入れに行きました。
さすが自分からテラと言っているだけあって、中央経済社平成18年度版「新検定簿記講義2級・工業簿記」はヤマ積みで置いてありました。
まずそれを一冊。
続けて、ディクスン・カー「緑のカプセルの謎」、神林長平「敵は海賊・猫たちの饗宴」をまとめて購入してまいりました。
極悪な本屋です。欲しい本いくらでもあります。困ったものです。
「敵は海賊」は前から気になっていたもので、これがまた普段行く本屋にはまず無い。
ようやく手に入れたという感じです。
しかし厳密に言うと連作であるこの作品の第一作目「敵は海賊・海賊版」は無かったわけです。
とは言うものの面白い作品なら途中から読んでも完結編から読んでも面白いはずなので、あまり深く考えず前述の本を買いました。
さて、前置きはこのくらいにして(前置きナゲエよ)、ディクスン・カー「緑のカプセルの謎」なわけです。
ミステリ好きの人は「オ!」と思われたかもしれません。
何を隠そう私は「ミステリ好き・白帯」なのです。
ただ、ポアロとホームズと金田一(じいさんの方、孫の方にアラズ)をポツポツとくらいしか読んだこと無いので、白帯です。
ホームズと金田一は安定していますが、ポアロはアタリハズレの幅が以上にデカイので注意が必要です。「ABC殺人事件」と「ビッグ4」を同じ人が書いたとは到底思えない。
ビッグ4ファンの人ゴメンナサイ。
「ディクスン・カーやガストン・ルルーを読んで初めて密室マニアと言えるよな」
なんて思いながら、実は数十年触れることなく生きてきたわけです。
まあ、本自体なかなか手に入らなかったというのもありますが。
今日その大きな本屋で、何気なく探して見ると、あるわあるわ、ずらりと並んでいたので、謙虚に1冊だけ買ってきました。
数字は飽食気味ですが、活字には餓えているわけです。だからと言って、先の「簿記テキスト」の活字部分を読んでいて楽しいとは思えないわけで、そこが残念。
自分の中の嗜好をコントロールして、会計の手続にワクワクする人間に脳改善していけば、テキストもわくわくして読めるだろうか?
しかしそんな人間にはなりたくない・・・
「まてよ、この問題は、1年分前払いと言ったが、支払日が6月だから12ヶ月から4、5月引いて10ヶ月で計算させようとするのは、騙しのトリックで、本当は前年の4、5月が前々期の前払い費用として繰り延べられているから、やっぱり12ヶ月で計算するんだ!ほ~らやっぱり」
・・・そんなテンションでテキスト読みたくないー。
仮面ライダーファム大苦戦中。
マントは聖闘士星矢ボトルキャップの黄金聖闘士さんから貰ったものを数ミリ幅詰めして使用。
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コメント
「敵は海賊」は私も昔からのファンですよ。最近は新刊出てないのかな?ミステリは一時新本格を結構読んだんですけど、大概は一、二作目が最高峰なんですよねー。個人的に好きなのは(ミステリ作家じゃないけど)小林泰三の「密室・殺人」とか、古典では乱歩の「孤島の鬼」とかです。どちらも激しく読者を選ぶ小説だからあんまりオススメ出来ませんが。
投稿: misodrill | 2006年12月 3日 (日) 17時49分
misodrillさん今晩は。
おお!misodrillさんもミステリ好きなんですね。またしても共通話題発見。
オチを見た時、
「予想外なのにナットクさせられる」
そういう作品に出会いたいですよね。
たまにオチまで物凄く面白くて、犯人やトリック見た時点でガックリくるやつがあって、悲しいですねー。
「それだったら犯人は通行人Aでもいいじゃん」
というのがたまにあります。
>激しく読者を選ぶ小説
イヤイヤ、そういう作品がクセになるんですよ!
貴重な情報ありがとうございます。
私、天邪鬼なんで、「万人受け」よりもそっちの方が、読み応えありそうです。
ミステリではないですが、カフカの「城」なんかはさすがにつらくなって途中で辞めましたが・・・
投稿: 早瀬五郎 | 2006年12月 3日 (日) 22時20分