キックホッパーとパンチホッパー
専務とともにお客さんの所へお仕事の話をしに行った帰りの車中、夫婦愛、親子愛、家族愛といった話をしていて、
早「結局ですね、子供がグレるのは、親が(後略)」
専「しかしなぁ、ひとくくりにそうも言えんぞ(中略)・・・ところで、なんで『グレる』って言うんかな?ちょっと遊び半分で良いんで調べてみてよ」
てな話になりました。そういう調査は好きなので、ふたつ返事で引き受け、社に戻って検索してみたわけです。
もともと、語源由来辞典が好きで良く眺めておりましたので、グレるもすぐ見つかりました。
語源由来辞典から「グレる」に関する引用
「グレる」は、「ぐれはま」の「ぐれ」に活用語尾「る」を付け、動詞化したものである。
「ぐれはま」は、「蛤(はまぐり)」をひっくり返して成った語「ぐりはま」の転である。
グレるの語源となるこれらの語は、ハマグリの貝殻をひっくり返すと合わなくなることから、物事が食い違うことを意味していた。
江戸時代末期の歌舞伎「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」には、「それから、島で窮屈な勤めが嫌さにぐれ始め」といった例が見られる。
語源は「食い違う」から来てるんですか。
パーフェクトハーモニーが食い違ってしまったのなら、あんなになっちゃうのも致し方無しという事ですか。
「もうパーフェクトハーモニーも何もないんだよ・・・」
なるほどナットク(←オイ)。
そう言われると、『やさぐれる』ってどうなの?と思い、それも調べてみました。
語源由来辞典から「やさぐれる」に関する引用
やさぐれるは、不良の間で使われていた隠語「やさぐれ」が転じた言葉である。
「やさ」は「鞘(さや)」の反転で「家」を意味し、「ぐれ」は外れることで、家出することや家出人を「やさぐれ」と言った。
この「やさぐれ」が動詞化され「やさぐれる」となったが、「ぐれる」との混同や誤用などにより、現在の意味になった。
え?今度は刀の鞘?ハマグリまったく関係なし?
鞘の部分がゼクトを意味しているわけですね?
ゼクトを放逐され、もう何もかもどうでも良くなっちゃったんですね影山君。非常にナットクしました(だから違)
あの二人、どうやって決着つけるつもりなんだろう?最終回直前くらいにドサクサ紛れに「まとめてあぼーん」のような気がしなくもないですが。
やさぐれる、まつろのキックホッパー
かがやける
げんじょうから
やぶれはて、
まっさかさまのパンチホッパー
・・・よた話はそれくらいにして、真面目な話。やはり日本語って少しずつ変化していくんだなあと思いました。
昔の人も、省略語というか、さかさ言葉というか、言葉遊びっぽいことをやってたんですね。
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コメント
それもこれも感覚的なものが受け入れるか否かを決めていると思うんですが、文化的レベルで見ると、昔の人の日本語いじりの方が、センスが光っていると思ってもいます。
遭うと労働(outroad)なんてやってるようじゃ、だめだな・・・
投稿: 嵐田雷蔵 | 2006年10月16日 (月) 19時57分
嵐田さん今晩は。
昨今のムリヤリな造語ではなく、本当に、ハマグリだったら、昔の「貝あわせ」とかそういう本当の意味での遊び文化から(時間をかけて)出来上がって来た言葉だから、ずっと残っているし、どの時代になっても使っていて違和感無いのでしょうね。
いつの時代でも死語にならず生き続けている、まさに「生きた言葉」なんでしょうね。
・・・遭うと労働は結構好きですよ。
投稿: 早瀬五郎 | 2006年10月16日 (月) 23時31分
早瀬さんこんばんわ。バッタの二人はウチでは「そねみホッパー」「ねたみホッパー」と呼んでおります。しかし「カブト」はストーリーに全然絡まないキャラに限って面白いですナ。ハカイダーも真っ青の転落人生歩んでるぼっちゃんとか。
投稿: misodrill | 2006年10月17日 (火) 00時26分
misodrillさん今晩は!
そねみ、ねたみホッパーのネーミング、ナイス!
私、本編のストーリーを追うのはもう辞めにしたんです。
注目しているのは、ディスカビル家の再興のみ(笑)。
お坊っちゃん、なんとか落とし所をみつけて、死亡フラグを回避して、爺やと幸せに暮らして欲しいなあ・・・
と無駄な期待を抱いております。
カガミン以外のライダーと名のつく人みんな死んじゃって、カガミンのモノローグで終わりなんて、ヤですよねえ。
投稿: 早瀬五郎 | 2006年10月17日 (火) 01時19分