スピード対決待ったなし。
商標登録というものは早いもの勝ちなのか?というお話を前回の仕事カテゴリで書いたわけですが・・・
例えば「ドラ喰い」という名前の大人気ゲームがあったとして、その開発会社「スクェニックス」さんが、
もしまだ商標登録を出していなかったら、後発会社が「ドラ喰い」を商標登録すること」はアリなのです。
それこそがつまり、「先願主義」というやつです。
後発会社は「スクェニックス」さんにむけて、
「『ドラ喰い』という言葉を使うのなら、そのたびに私に使用料くださいね。」
と言えるかといえば、
残念ながらそんなことは出来ません。
「スクェニックス」さんは、「ドラ喰い」の生みの親なわけで、生み落とされたその日からその名前を使っています。
そこには「先使用権」というものが発生します。
※デリケートな話題なので仮名で記事を書いております。
たまたま、カブッちゃうときもあるでしょうし、悪意を持って先に押さえる人もいるでしょう。
しかし、先に商標権を取られても、元々その商標を使っていたところは、先使用権を主張すれば、
双方引き分けということになりますね。
ただそれは、本家はけして文句を言われることが無いというだけで、
勝手に使用し、権利もサッと先願で取得しちゃったところに文句が言えません。
本家を主張したいなら、まず商標登録です。
モタモタしていては損するばかりということです。
がしかし、商標登録したからといって安心はできません。
そこに悪意や業務妨害の意図が見える場合、
今度は不正競争防止法の周知表示混同惹起行為や著名表示冒用行為などの違反に問われる可能性があります。
※ただ、基本的に係争事は過去の判例による判断の比重が大きいので、前述の物事も、経年で変わってきます。
法律の話を始めると、もう終わらなくなるので、このへんでやめておきます。
だんだん門外漢になってきますし・・・
ようするに、紛らわしい名前は避けろということでしょうね。
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コメント
まだ10年も経過していませんが、関東地方のとある県内には、かつて「ショッカー」というディスカウントストアーが存在したんですよ。
商標以前に、行ってみたいと、一瞬思いませんか?(無くなっちゃったんだけれど、数店舗展開していました)
投稿: 嵐田雷蔵 | 2006年9月15日 (金) 09時49分
昔、某会社が某会社の使ってた名前を登録して、
今回のネタとまんま同じ事をやってたな。
裁判沙汰になった事もあって、一部では有名な話…
投稿: KKMD | 2006年9月15日 (金) 16時21分
嵐田さん今晩は。
非常にそそられる店名ですね。
我が県下にあれば、間違いなく1度は行ってますよ。
どんなお店なのか興味はつきませんが、
そこで購入したテレビから夜な夜な怪電波はでませんかね?
サングラスの内側でおかしな扮装の女性が
「ショッカーに来るのだ」
なんていいませんかね?
想像だけが膨らんでいきますね♪
投稿: 早瀬五郎 | 2006年9月15日 (金) 18時19分
KKMDさん今晩は。
人のフンドシで相撲を取って楽しいんですかね?
自分で作り出す努力を放棄したら、もうオシマイですよね。
どんな状況であっても自分から出てくるオリジナルを信じたいですね。
投稿: 早瀬五郎 | 2006年9月15日 (金) 18時22分
ウゴ紹介ええんでないの?
やったれやったれwww
ウゴ祭りワッショイw
投稿: KKMD | 2006年9月16日 (土) 01時04分
KKMDさん今晩は。
んで、ありがとう。
ま、あれはKKMDさんの味みたいになってるんで、私が使うのは、1回だけね♪
投稿: 早瀬五郎 | 2006年9月16日 (土) 01時10分