読むことをオススメできない記事・第2段!
20代前半の頃、私はバイクにハマッていた。
乗っていたバイクは「ホンダ・MBX50」。ゼロハンライダーというやつです。
今でも販売しているのかどうか詳しくはないですが、ホンダMBX50でイメ検すると、画像は拝見出来ますので、細々と続いているのかもしれない。
このへんは多分Moonfaceさんのほうが詳しい。
50ccとはいえ、結構大きい。フェリーに乗るとき、
「これホントに50(cc)?」
と聞かれたりした先輩もいた。
高校を卒業し、車よりバイクを先に手に入れた私は、行動範囲がいっきに広がった嬉しさから、いろんなところに遊びに行った。
バイクライフは楽しい反面、私の事故履歴でもあるわけです。
バイク買って6日目で、激しく単独転倒をやってます。結構お調子モンだったのかもしれない。
今日の記事は、その時の事を書きます。Mooffaceさんから、「あの惨事を記事にしない手は無い」といわれてリクエスト対応です。
ん~・・・はじめにお断りいたしますが、痛い系の話が苦手な人は、読むことをオススメしません。読むことをオススメできない記事を2日連続で書く自分も、どうかしてると思う。
「バイクカッコイイゼ!装備なんて関係ねえ。転ばなきゃいいんじゃんか」という若者は読むことをオススメします。
ブーツ、グローブ、皮ツナギ、ヘルメット等の重要性を知ってほしい。
物凄い軽装で、スクーターに乗っている人も読んでほしいよん。
その日はお盆休みで、私はヒマを持て余しており、購入したばかりのバイクにまたがり、最寄の山へ走りに行ったわけです。
お盆休み真っ最中のうらぶれた山には誰も来ていない。一人での走りはなかなか爽快。
そうは言うものの、バイクに乗り始めてまだ6日の私はテクニックも何も、あったモンじゃない。
山の頂上付近はアスファルトではなくコンクリート舗装になっていて、山肌からこぼれる砂などで、非常に摩擦係数の低い状態になっていたと思われる。
そんなスピード出してなかったのですが、ブレーキを軽くかけた瞬間、私は飛んでいきました。ブレーキングがヘタだったわけです。
気が付いたら私は路上に寝そべっおり、バイクは側溝にさかさになって突っ込んでおりました。
人間気が動転していると、理解不能な行動をとるもので、まず私は地面に寝そべったまま、腕時計を見ました。
文字盤しか無いよ。長針も短針も秒針もなく、文字の並んだ丸い板しか、そこには無かった。どうやっても時間はわからない。
「今何時か?」ということを考えるのは諦め、私は誰もいないとはいえ、バイクを起こし、道路わきに立てかけた。
夏ですよ。
開襟シャツにデニムパンツという、浮かれた超軽装の私は、どこからどう見ても、ラオウと戦った後のケンシロウのようになっていた。
幸いなことに、ヘルメットはフルフェイスだったので、頭や顔は無事でした。ジェットヘルだったら今頃総入れ歯とか、プラスチックの顎になってたかもしれない。
後日ヘルメットをじっくり見ると、どうも顔から地面に突っ込んでいる風なんで。
さて、やはり気は動転したままで、
「このまま家に帰るのは恥ずかしいなあ・・・」
とぼんやり考えておりました。その場にヘタリ込んで考え事(特に何も考えていない)をしていても、血は両腕から流れ続けている。
ダメージはやはり、100%むき出しだった両腕に集中しております。
ハンカチ王子に先駆け、持っていたハンカチで拭いてはみるものの、血は後から後からにじみ出てくる感じ。
表面の毛細血管すべてから、にじんでいるようである。イクラになるまえのスジコのような感じ。腕表面に小さな赤い玉がぶわ~と並んでる状況を想像してみてください。
いや、やっぱり想像しないでください。
脳からの懸命な指示で、痛みの感覚はマヒしているらしい。傷口をハンカチで直接拭いても、特に痛みは感じなかった。
ただ、血もこれだけ一度に大量に出ると、自分の体がナマ臭くなるんだなぁと知りました。
蚊も大量に寄って来た。テメエラ人の不幸につけこみやがって。
山頂で、考えていても仕方ないので、帰ることに致しました。
人影まばらなお盆の山をおり、住宅街に近づくにつれ、増えていく通行人の視線が恥ずかしいこと、痛いこと。
まあ、目撃した人からすれば「山の上でクマでも出ましたか」て事なんでしょうけど。
う~ん。バイクで転んだという事実だけなんで、そんなに長くならないだろうと考えてましたが、以外に長文。
このあと病院に行く話になりますが長くなりましたので、次回にまわします。
正直、次回もあんまり読んで爽快な気分になるような記事ではないかもしれないですが、バイクに乗る人への警鐘ということで、どうかひとつ。
あの頃の私はアホだったに違いない。
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コメント
トラックバックいただきました。
あれは乗り始めの時の話でしたか
乗りはじめはね・・・うんうん
わたしも最初にいきなりこけました。
同じようなシチュエーションで
コーナーでビビッてブレーキかけたとたんにツルッと
わたしはアスファルトの上で冬だったので
全く無傷でした。
しかし、コンクリートの路面とは仲良くしたくないですね。大根おろしみたいで怖い・・・
投稿: Moonface | 2006年9月 4日 (月) 22時33分
いつも気になっているんですが、「Ads by Google」 って、五郎さんが毎回決めているんでしょうか?
それとも記事内容に対して勝手にくっついてくるの(そうだとしたら面白いっ)
僕、MTX50でした。エンジンは内緒で80でした。
林道にて崖というか、土手から落ちました(おいおい)
投稿: 嵐田雷蔵 | 2006年9月 4日 (月) 22時57分
Moonfaceさん今晩は。
ローカルなんで、ご存知と思いますが、私の住んでるところの上にあるあの山頂付近のコンクリート、ご丁寧にスリット入ってますよね。摩り下ろしてくれといわんばかりに。
なんにせよ、「バイクはボディコントロール」という事を体で理解するのはもう少し後でした。
後編にもご期待ください。
投稿: 早瀬五郎 | 2006年9月 4日 (月) 23時41分
嵐田さん今晩は。
その質問お待ちしておりました。いつか記事にしようかと思ってたほどなんです。
「Ads by Google」は、ココログフリープランの強制項目で、広告の表示は私の制御外なんですよ。
おそらくシステム側が、投稿された記事からキーワードをひろい、近いと思われる広告を3つ表示しているようです。
しかもアクセスするたびランダムなんですよね。
この記事を最初に投稿した時の広告「時計修理」ですよ(笑)。
よくそこに引っ掛けたなと、かなり笑いました。
MTX50ですかー。内緒の30UPが良いですね。私もリミッタを○○○して、400の先輩が「オレ100キロで追いかけても追いつけんかったぞ」というくらい内緒の事をやってました。
「先輩、気のせいでしょ?僕のバイク60キロくらいしか出ないですよ」
って・・・あの頃はホントにアホでした。
投稿: 早瀬五郎 | 2006年9月 4日 (月) 23時53分
無免でシャリィを乗り回しておりましたなぁ…
山中の開墾されていない放置されている畑でw
車を売って足がない現在、バイクがほしくてたまりません。
エイプでも買うかw
投稿: KKMD | 2006年9月 5日 (火) 01時55分
わたくしもバイク乗りでした・・・しかも今現在ナニを思ったか大型限定解除のため少ない休みに教習所に通ってたりすます(笑)
で・・・軽装でバイクに乗る若者(じゃないのもいるけど)に対する意見は・・・まったく同じですねぇ!Tシャツ短パンでバイク乗るなんて”バカ”の一言に尽きますよ・・・えぇ!
そんなオイラもバイクの転倒多々ありますが、幸いにも大怪我は無かったです・・・それもコレも肌の露出を極力減らした結果だと(偶然もありましたが)思います・・・ホント、軽装で乗ってたらヤバかったコケが何回かありましたんで、今思うとゾッとしますよ、えぇ!
投稿: humbaba | 2006年9月 5日 (火) 02時42分
KKMDさん今晩は。
車はもちろん便利なんだけど、バイクもキビキビしてて良いよね。
バイク1台でずいぶん行動範囲広がると思うよ。
投稿: 早瀬五郎 | 2006年9月 5日 (火) 18時59分
humbabaさん今晩は。
大型免許の話、前にチラっと仰ってましたね。
大きいバイクもロマンがあっていいです。
バイクって、1歩間違えると大怪我というケースが多々ありますよね。事前に出来る準備が重要ですね。
私も最初のコケ以来、ブーツ、グローブ、夏でも薄手の長袖ジャケットくらいは羽織るようになりました。
最初の大コケが奇跡的に軽傷だったのが不幸中の幸いでした。
免許取得ガンバッテください!
投稿: 早瀬五郎 | 2006年9月 5日 (火) 19時13分
Among passive forces, freshwater insomuch as quebec expose produced headed for ape and acquiesce on good terms ready activities, ln2 cars. http://jetp(早瀬省略
投稿: jacinto1989 | 2012年3月 3日 (土) 04時04分
jacinto1989さんこんばんは。
とりあえず、お互い初対面なので、いきなりURLはご容赦ください。
ロボですか?人間ですか?
おそらく二度と来られないと思われますし、何を思ってのご活動か、私にはわかりませんが、がんばってください。
投稿: 早瀬五郎 | 2012年3月 3日 (土) 16時32分