長文を矯正しよう。
前日の記事で私は自分の弱点に気づいた。私は長文家である。
いや、以前からウスウス気づいてはいました。これまでの記事群をみても、いずれ劣らぬ長文揃いである。
誰かのブログへのコメントであれ、掲示板への書き込みであれ、わりと頻繁に
「改行が多いですぜアンタ」
というエラーメッセージを貰ってしまう。
自分の言いたいことは最低限盛り込みたい。少しシャレもきかせたい。
などと思っているといつも長文。
多くの人は長文は読まない。よほど人を引き付ける文章じゃないかぎり、最初の3行くらいでやめてしまう。
うまい文章というものは、短く簡潔にまとめられているものである。
が、しかし長文でも面白い文章はたくさんある。
それらは、さらに長かったものを整理してなお「長編小説」といった形になっていると思われる。
文章は、整頓されていてナンボだと思う。
私もそうありたい。
そんなわけで、誰かに伝えたい物事を、極限まで短くする訓練をしようと思ったわけです。
たとえば、万人にわかりやすい「桃太郎」をどこまで短くまとめられるかに挑戦してみよう。
「桃太郎」
老婦が、川で洗濯時、桃漂着。
持ち帰り、老夫婦が包丁で割ると中から赤子が。
その子桃太郎は、成長し、犬、猿、雉をお供に鬼ヶ島で鬼を退治。
鬼の宝を持ち帰り、老夫婦孝行に務めた。
おわり
キビダンゴが入れづらいなあ。入れると少し冗長感が出る。
そもそもキビダンゴ1個で命がけの地獄行にリアリティが薄い。
おじいさんが山で芝刈りは、省いていいでしょう。伏線でもないし。
「鬼ヶ島」って言っちゃったんだから、船で渡るのも想定内ということで。
だがしかし、一番の問題は、この短くまとめた文章が、激しくつまらないということであろうか。
この長文矯正シリーズはこれからも機会を見ては挑戦していきたい。
人々はこの行為を「ネタが無いときの保険」と呼んだ。
いや!けしてそんなことは・・・でもネタに困ったときの「長文矯正シリーズ」・・・重宝するのは確かだ(←認めるな)。
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コメント
前回の早瀬さんの記事を読むと
わたしは愚痴とかもけっこう書いちゃってるのでアレですね。
長ーいことブログ書いているといろいろ自分の書いているもの
にたいして欠点も見えてくるのですが
私の場合、変に直そうとすると作った内容になってしまうので
そのまま、思ったこと書いとけ!みたいなことにしてます。
私、長文のブログはほとんど読まないのですが
早瀬さんのところは面白いので
読み終わった後、早く次が読みたいと感じさせてくれます。
→のホースオルフェノクも精密ですね
これ100円のほうも5倍くらいの大きさでリアルに作ってるんじゃ・・・
と思うほどです。
投稿: Moonface | 2006年8月15日 (火) 21時32分
長文、けっこうじゃないですか。
読みたい人のテキストは、長くても読みます。
(文意をちゃんと読めているかが自信がなかったり・・・おい)
5W1Hで行数短く。
というのは、新聞記事に任せておけばいいのですよ。
ついでに言うと、五郎さんのは、長い部類にはまだ入っていないと思いますよ。
いや昨今のブログとしてみれば、長いのかもしれませんが。
投稿: 嵐田雷蔵 | 2006年8月15日 (火) 22時41分
Moonfaceさん今晩は。コメントいつもありがとうございます。
あーそうですねぇ。作ったような文章になるのも、いやですねえ。「自然な表現」、「日常を脚色しない」というのも重要な要素ですね。言いこと聞いた♪
Moonfaceさんとこは愚痴なんて、書いてないじゃないですか。むしろ、ツライ事、悩み事なんかも淡々と書いている感じ。
まったりとしていて読後感がさわやかなのは、人柄だと思います。だから私も毎日見に行ける。時々プログラム的な相談もできる。貴ブログは重宝してます。
投稿: 早瀬五郎 | 2006年8月15日 (火) 23時09分
嵐田さん今晩は。
いつもご助言ありがとうございます。
相対的な長い短いというのも判断基準としてありますが、
絶対的な長さ基準として、
「その内容を伝えるのに、そんなに行数とらなくても」
といつも自分で思うんです。
和彦@さんとこの掲示板での嵐田さんのレスを読むたびに、実は内心驚くんです。
「う、この行数で、伝えられることがすべて入ってる」
と。そこに近づきたくて、自スレやレスは無駄がないかどうか、かなり読み込みます。
私の中の絶対的基準からすると、まだまだ長いなあと思うんです。
この記事に嵐田さんからコメントもらえたのは、実は結構うれしかったです。
投稿: 早瀬五郎 | 2006年8月15日 (火) 23時23分