犬も歩けばボー・アンド・アロー
記事タイトルを書いてみて、ちょっとした駄ジャレのつもりで、何か不手際があってはいけないと思い、ボー・アンド・アローを調べてみた。
世の中は広いもので、ボー・アンド・アローと言えば私の中ではプロレスの弓矢固めなのだが、ホットヨガに「ボー・アンド・アローのポーズ」というのがあってたまげた。
もちろんひとりでやるホットヨガなので、弓矢固めとは似ても似つかない、身体に良さそうな型だった。
勉強になった。まさに犬も歩けばボー・アンド・アロー。
ホットヨガをやっている女の子は、プロレス好きの彼氏に、
「ボー・アンド・アローが好きなの」
などと言ってはいけない。ギブアップ間違いなし。
どこまで脱線するんだ私の前フリ。
何もいい事無いなあと嘆くんじゃなく、自分から動いていこうよ。
犬だって歩いていけば棒にあたる。いい事か悪い事かはその時の自分の対処の仕方だ。
転がっていく石はどんどん形が変わっていくし、転がってきた野原が道になる。
お、「犬も歩けば棒に当たる」と「ローリングストーン」は似てるのか?
少なくともプロレスのボー・アンド・アローとホットヨガのそれよりは近い。
もうだめだ!前フリだけで、記事1個書いてしまう。
昨日、朝10時5分の飛行機に乗らなければならない私は、新宿のカプセルホテルの目覚ましを6時半にセットして、7時半に目覚めた。
「止めた?無意識?仕掛け忘れ?」
自問自答している場合ではない。
京急線で一度切り離されない車両に乗っていて、横浜体験をしたことのある田舎者の私は、素直に山手線で浜松町まで行き、モノレールに乗った。
9時15分には羽田につきました。よしセーフ。
羽田空港で嫁さんへのお土産「ロールケーキ」も買い、さて搭乗口へと思ったら、
入場ゲート(というのだろうか?金属探知のところ)がどうも厳重警戒中で、大混雑らしい。
私の前の前の老人は何度ゲートをくぐってもキンコンと鳴り、クツを脱いだり、ベルトを外したり、昭和のコントのような事を繰り返していた。
-あのねえ、私10時5分のねえ-
私の前の銀アクセ満載の兄ちゃんの航空券をチラと見ると、やはり10時5分発。
兄ちゃんは無言で自分のベルトやアクセサリー類を外し始めた。
「エライ!あの老人に見せてやりたい!ていうか、またキンコンて鳴らしましたね。あなた」
さすがに空港側も我々2人を先にゲートに通してくれた。2人とも無音でスルー。
おじいさん、さようなら。がんばってね。ポケットに顆粒の薬を、いっぱいいれてるのなら出しておいたほうがいいよ。
さて機内に入りました。10時5分少し過ぎてたかもしれない。
とおもったら、自分の席に人が座ってますよ。しかも「デンゼルワシントン」みたいな人が。
何度、座席№を確かめても、ドウシテモ私の席である。しょうがないので聞いてみた
「スミマセンアナタノザセキナンバーハナンバンデスカ」(変な英語)
「え?何?」(流暢な英語)
「アナタノザセキバンゴウミセテクダサイ」「ココワタシノセキデス」(変な英語)
「うそー、まじで・・」(たぶん、そんな雰囲気の流暢な英語)
彼の番号は通路側だった。
と、ここで、考えた。出発の近い機内で席を座りなおしてもらいさらにデンゼル風の人を彼の番号の席まで誘導するのもめんどくさい。
CAを呼ぶのもめんどくさい。ていうかもう、飛びそう。
手っ取り早く、自分がデンゼル風の人の席に座るのが一番話がはやい。
「イイヨ。ワタシガコッチニスワルカラ」
というと、デンゼルは、あーすんませんねーという顔。
多分彼は搭乗手続きで窓側って言ったんだろうな。で通路側を渡されたんだろうな。
など、色々想像しようかと思ったが、当の私は乗り物に乗ったら寝るだけ人間なので、実際席はどこでも良かった。
犬も歩けば棒に当たる。デンゼル風の人ともしかしたらまだゲートを往復してるかもしれない老人に感謝。
ネタ2個頂きました。
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コメント
棒には当たりませんでしたが、倒木に立ちふさがられて、林道にて立ち往生してきました。
あ、25インチ型テレビくらいの石も転がっていたですよ。
20年以上前の土地勘の人(親父の車もエスクードです)に先導されたのが、間違いの元でした。
ここはもう「ふぁいとぉいっぱつー」ではなく
「通れないから退却ーっ」でした。
投稿: 嵐田雷蔵 | 2006年8月21日 (月) 03時00分
倒木!
以前ブログで写真を拝見した記憶が。
(今見に行ったら重くてあきらめました)
嵐田さんはワイルドな経験を多数お持ちで「つくばーど」はネタに事欠きませんね。
倒木とはいえ、大きすぎると、下手に触れませんよね。
退却致し方なしなわけですね。
投稿: 早瀬五郎 | 2006年8月21日 (月) 12時39分