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2013年9月25日 (水)

劇中アイテム「エレキガン」が気になって集中できない

1週間ほど前、うちの坊っちゃんから

坊「父さんあのねえ、金田一少年をテレビでやるらしいよ」
五「何! 『斉藤さん2』が終わったあとの土9でか?」
坊「いや、チャンネルが違うよワンピースやってるチャンネルだよ」
五「それはおかしい。フジで金田一少年て、アニメ版が許しても、実写版が許さないだろう。別な番組の話じゃね?」
坊「でもねえ、金田一少年VS明智ナントカで、ジャニーズの山ナントカ君がやるらしいよ」
五「現金田一少年のヘイセイジャンプの山田君ごとフジに引っこ抜いたら、ポワトリンが許してもマシンマンが許さないだろう! にしても明智警視誰がやるんだろう。やっぱりタマ森君あたりだろうか」

と、半信半疑で調べてみたら、ジャニーズの山Pで金田一耕助でした。あぁびっくり。

で、23日、月曜日の「金田一耕助VS明智小五郎」を見ました。

私の立ち位置をはっきりさせたいのですが。

金田一耕助の小説エピソードがおよそ70本あって、60本ほど読み、あと10本ほど残して後期の金田一の低俗さにイヤケがさして「全作読んでまえ作戦」中断中の私ではありますが、主要作は前期も中期も後期も全部読みました。
私にも少しは物を言っていい素地があると思うわけですよ。遠慮がちにですが。

どっちから先に話すべきでしょうか。
心地よくない話から。

まず、金田一耕助は勝率の悪さ(死者の多さ)がよく取り上げられるものの、基本的に超天才探偵です。
牧歌的な見た目で『ウッカリ探偵』と誤解されがちですが、推理をはじめるとすぐ犯人にたどり着く天才的推理を見せてます。しかも一度推論を立てたらまずヨレない(ここ重要)。
横溝さんは天才金田一がすぐ謎を解いてしまって、読者が喜ぶ(?)連続殺人にならないから、外的要因で金田一の邪魔(誤認逮捕されて留置場にいる間に次の殺人が起きるとか、大事な手まり歌の3番の歌詞だけ覚えてる村人がほぼいないとか)をして、事件を長引かせる苦労をしてます。

しかし、今回の金田一は(ごめんなさい)ポンコツすぎる
徹頭徹尾、ポンコツです。新しいヒントが出るたびに、推理が二転三転して、視聴者を混乱させます。
あと、もの凄い綺麗なんですよ。「サッパリしたオシャレな金田一」という、文章崩壊が起きてしまってる。もうすこしウェザリングしてほしい。油っこさが微塵もない。

それと、明智小五郎。

いらないと思うんですよ、明智小五郎。構造自体が明智を持ち上げて金田一をディスることに終始していて、何のために明智が潜入捜査してて金田一にヒントを与えつつ、ラストで(確かにあのラストは土曜ワイド劇場の明智風ではありますが)あんな大芝居を打たなきゃならなかったのか謎です。
ただの面白がりの兄ちゃんかよと。金田一の試合放棄もけっこうヒドイ。

とまあ、文句はこれくらいで。

以降、良い話。

いや、本当に主人公二人が金田一と明智じゃなかったら、これはものすごく面白い話ですよ(力説)。
トミー&タペンスにも通じる、「なんだかよくわかんないけど、いきなり中心部にいて真相に食いつく探偵A」と、「外からじわじわ固めていく探偵B」の組んでないけど名コンビという感じが全編に出てて面白い。
(上では文句言いましたが)金田一のあっちへフラフラこっちへフラフラの推理は本当に面白い。素人探偵物の王道です。そのたびに再現ドラマに借り出される当事者の2転3転する映像も可笑しい。
明智も記号としての明智で、すばらしい。ちょっとイヤミなところも含めて。

トリックも、構造のトリック、入れ替わりのトリック、さらに入れ替わりのトリックと、凝ってます。

評判よかったら「明智シリーズ」と「金田一シリーズ」を交互にやってくれるんだろうか?
そこは少し期待。

本陣殺人事件をもう一度、キッチリ映像で見てみたい。

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