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2013年7月 9日 (火)

グラディスはふたりいる

アガサ・クリスティさんがメアリ・ウェストマコットとして書いた「愛の旋律(原題:巨人の糧)」を読みました。
Zm130709_01

名作でしたねえ。

間違いなく成功に終わったコンサート会場の喧騒をプロローグとして、時間はさかのぼり、一人の内向的な少年の日常生活から物語がはじまります。
少年の名はヴァーノン・ディア。

メアリ・ウェストマコット名義なので、意外な犯人!とか、巧妙なトリック!などは無く、普通の恋愛小説でしたが、物語の6割くらいのところで、意外な展開が待ってます。

そのあとの2転3転にも、驚き。

目次の各部タイトル。読後にこれを見るともう泣けてきますね。ジョージ・グリーンは本当に消え去らねばならなかったか?

・プロローグ
・第一部 アボッツ・ピュイサン
・第二部 ネル
・第三部 ジェーン
・第四部 戦争
・第五部 ジョージ・グリーン

主人公ヴァーノンが妻として迎えたネルの名前も、思いを寄せていたジェーンの名前もあるのに、部のタイトルにヴァーノンの名前は無い。
子供の頃、音楽を毛嫌いし、大人になって天才音楽家となったヴァーノン・ディアとは、何者だったか?

あらすじは今回無し。衝撃の内容を壊してしまいそうで、ここにあらすじ書くのはモッタイナイ。

10代、20代の頃に読んでればよかった。まさか、ミステリー小説ではない、普通小説に、こんな恐ろしい話があるとは思わなかったです。

これだからアガサ読みはやめられない。

なお、くだけた話としましては・・・

第一部、1ページ目から「メイドのグラディス」が登場。
Zm130709_02

別なグラディスが見習い看護師としてまた登場。
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通して思うのは、基本的に「ずるい怠け者」というイメージです、グラディスさん。

文末はいつもの備忘録ですが、もう少なくなってきたので、続きを読む以降に隠す必要もないですね。

 
残り15本!

14:もの言えぬ証人(ポアロ)
15:ナイルに死す(ポアロ)
28:鳩のなかの猫(ポアロ)
29:複数の時計(ポアロ)
31:ハロウィーン・パーティ(ポアロ)
33:カーテン(ポアロ)
46:スリーピング・マーダー(マープル)
53:謎のクィン氏(短編)
73:チムニーズ館の秘密(無印)
74:七つの時計(無印)
77:未完の肖像(ウェストマコット名義)
83:死が最後にやってくる(無印)
84:忘られぬ死(無印)
89:娘は娘(ウェストマコット名義)
91:愛の重さ(ウェストマコット名義)

もうそろそろ、カーテン読んでもいいですよね!

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