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2013年7月17日 (水)

ホーム&アウェイ

宮部みゆきさんの「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」を読みました。
「おそろし」、「あんじゅう」に続く、三島屋のおちかお嬢さんが、市井の人の怖い体験談を、聞いて聞き捨て、語って語り捨てでお互い気持ちを軽くしましょうシリーズ第3弾です。
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例によって、かなりのボリュームですが、宮部さんの本はサーーって読めちゃいますね。
遅読の私ですらこのスピードなので、早い人だと買ってきたその日に小一時間で読むんじゃないかと心配になるレベル。

毎回5話持ちかと思ったら、今回は6話来ました。ただ6話の中に、おちかさんが「立身出世の大立者三河屋の主人」の趣向「怪談語りの会」に招かれて、アウェーで4人もの怪談話を聞いて来るエピソードがあります。
ホームである黒白の間で聞いた話じゃないんで、あれをノーカンにしたら今回も5話、5人の語り手ってことでしょう。
(公式見解はわかりません)
今のところトータル15話。アウェーを入れると19話。

あらすじ【泣き童子】
■魂取の池
カップルを必ず別れさせる効果てきめんの池!

■くりから御殿
今は羽振りもまあまあの壮年の商人は、小さい頃故郷で大津波に遭遇した生き残り。天涯孤独で引き取られた屋敷で、少年は津波で死んだ子供たちと再会する。

■泣き童子
「三島屋のおちかさんに話を聞いてもらいたい」と、なかば死にかけの老人が息も絶え絶えに語ったのは、特定の状況で火が着いたように泣き叫び続ける幼子の、哀しく救いの無い物語。

■小雪舞う日の怪談語り
アウェーで4人の怪談を聞くのとは別件で、青野の若先生となかなか距離が縮まらないおちかのモヤモヤ話。

■まぐる笛
人を喰う魔物とそれを退治するモンスターハンターの話を、とつとつと語る東北の若侍。

■節気顔
放蕩の限りをつくし、もはや自分の命もいらないとばかりに明日もない暮らしをしていた男は、とある商人から節季の日だけ顔を貸してくれと頼まれる。取引は3両。それ以来、節季の日、1日だけ、体つきはそのまま、顔だけ別人になる暮らしが始まった。ぼんくらだったが飲み込みの早い男は、最初の1日目で、この怪異の利用方法を思いつく。放蕩を続けた男の無償の恩返しの日々が始まる。

「おそろし」も「あんじゅう」も、かなり怖い話オンパレードだったのですが、今回のストーリー郡は、わりとコミカルな味付けが多い気がします。「魂取の池」も「まぐる笛」も「くりから御殿」も、どちらかというとほのぼの系。

それでも「泣き童子」はヒドイ話しなんですけどね・・・
「節季顔」も、前段の放蕩暮らしがたたったとは言え、救いが無いんですけどね・・・

面白さを別として、お話の怖さで言うと、「ばんば憑き」の方が怖かったと思います。

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