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2012年1月20日 (金)

新幹線往路二百頁復路二百頁(概算)

高野和明さんの「13階段」を読みました。新幹線往復に丁度良いボリューム。
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あれ?東野さんの「マスカレード・ホテル」は?てとこですが、あのサイズ、出張に持ち歩くにはデカイですからね。移動の車中は文庫が一番です。

あらすじ【13階段】
事故により事件当時の記憶がないまま死刑が確定した男に、冤罪の可能性が出てきた。退職間近の刑務官と仮釈放保護観察中の青年コンビが事件の謎を追う。

あらすじだけ見ると、ものすごく
「思いつきファンタジーお花畑ルンルン」
みたいに見えますが、あなどるなかれ、素晴らしい作品でした。
著者の広範な知識。登場人物の設定のリアルさ。重層構造で隠されている真犯人。

どこをとっても傑作です。ミステリー小説はこうでなくちゃイカン。

何よりも真犯人の隠され方が尋常じゃない。

でも、大胆なことを言わせて頂きますと、この小説は真犯人の正体はメインではなかったりします。

もっと別なギミックが・・・

もう言えない!!

しかもこの作品、第47回江戸川乱歩賞受賞作品で、著者のデビュー作だそうです。
新人賞作品の密度ってこれくらいないとダメなんだろうなあ・・・
巻末に宮部みゆきさんの解説がありますが、選考会はもう選考会というよりホメチギリ大会だったようです。

いいなあ・・・

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