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2011年4月25日 (月)

カスピアン王子とナンパの島

ナルニア国物語の「朝びらき丸東の海へ」を読みました。
これ映画化されてるんですが、どうやって映画になったんだろうというのが正直な感想です。
※映画化の際のタイトルは「アスラン王と魔法の島」

あらすじ【朝びらき丸東の海へ】
イヤミな従兄弟ユースチスの家に遊びにきていたエドマンドとルーシィは家にかかっていた古い帆船の絵にユースチスもろとも引きこまれてしまう。
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ついた先は「先王の専横により追い払われた7卿を探す航海真っ最中のカスピアン王子」の船の上。初登場時のエドマンド以上の問題児ユースチスは、危険な航海を経て、立派な人物へと成長していく。もはやナルニアの国に旅慣れているエドマンドとルーシィだったが、物語終盤で現れるアスランに
「これが最後の旅だ」と告げられてしまった。

前作、カスピアン王子のつのぶえ終盤にて、ライオンのアスランからもうこっちの世界には来られないよと言われた1の王ピーターと優しの君スーザンは今回不参加。エドマンドとルーシィも今回の冒険が最後になってしまう。そして新たに登場する新主人公ユースチス。

いやなヤツですねえユースチス。スネ夫のイヤミ具合に出来杉の知力を加えた感じ。確かに中盤のアクシデントから復活して以降のユースチスはかなりまともになるのですが、まともになるからこそ、物語中で目立たなくなるんですよね。

そのとあるアクシデントの最中、カスピアン王子やエドやルーといった主役陣はともかく、船乗り達からものすごい厄介者として見られて、そのことで激しく落ちていくユースチスを、あの誇り高きネズミの騎士リーピチープがさりげなくフォロー(初対面では切り殺す勢いだったのに)。このシーンが今作の屈指の名シーンだと思います。

しかし全体的には今作の主役はカスピアン王子かな?死水島でのエドマンドとのやりとりとか、東のはてに向かう旅(すなわち国を捨てて冒険家として生きようとする旅)にこだわり続け、全員から反対され、あげくアスランに『コラッ』て怒られたりと、人間的な弱さがかなりクローズアップされていて、面白いです。前作が超然としていたので、余計にそう感じます。

ここまでホメまくりましたがこの小説、ちょっと冗長なところがあります。7卿を探す旅ではありますが、7人もいらなかったと思わずにいられない。必要なのは
「湖の底にうつぶせで寝そべる黄金に輝く卿」
「龍の死体のそばにころがる卿の腕輪」
「眠り続ける卿」

この3人くらいかな?奴隷商のくだりと暗闇の島のくだりは、オチがふわんとしていて、微妙。「のうなしあんよ」のくだりも異常に長い。
逆に映画ではそのへん、どうやって処理しているのかが気になります。

次回作はいよいよ、問題児ユースチスが主役の「銀のいす」なのですが、その前に別な小説を1冊読みます。

合間に夏侯さんから火鳳燎原最新9巻を借りて読みました。
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第1巻から、かれこれ5年以上は読んでいると思うのですが、進むの遅いですねこの物語、やっと董卓が死にましたよ。このペースでいくと、馬謖が斬られたり司馬氏がビビッて逃げるのは20年後くらいじゃないでしょうか?
ともあれ続きは気になります。次の巻が出るの1年後かなあ・・・

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