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2011年3月 8日 (火)

ブラックコーヒーとブラックコーヒーをブラックコーヒー飲みながら読みました

クリスティーさんのブラックコーヒー(小説版)ブラックコーヒー(戯曲版)を相次いで読みました。内容についてはほぼ同じなので、あらすじは戯曲版の方のみとします。

タイトルでうすうすおわかりと思いますが、毒入りコーヒーによる殺害事件です。

Zm110308

ちなみに、先日読んだ東野さんの「聖女の救済」も毒入りコーヒーによる殺害だったので、「毒コーヒー飲んで死亡3連チャン」になります。

あらすじ【ブラックコーヒー】
表題作『ブラックコーヒー』と、短め戯曲『評決』のカップリング。
1.ブラックコーヒー
科学者クロード卿が研究中の、莫大な利権を生みそうな設計図が何者かに盗まれた。卿は可能性があった人物を一室に集め、「部屋の照明を落としているうちにテーブルに図面を返していれば不問にする」と宣して、優雅に手にしたコーヒーを飲んで着座。暗転。明かりがついてテーブルに封筒が返っていたが、空っぽ。一同はクロード卿を振り返るが、クロード卿はすでに絶命。死因はコーヒーに入れられた毒。犯人は誰で、設計図はどこへ?
ヘイスティングズが安定したボンクラぶりを遺憾なく発揮。

2.評決
主人公がクズ。

ブラックコーヒーの方は舞台向きですね。クリスティーさんが戯曲を書いたあと、小説版を新たに他の方が書かれたそうですが、小説とはいえやはり戯曲寄り(舞台演劇寄り)な展開で内容もほぼ同じなので、ふたつを同時に読む意味はあまり無いです。全制覇したいひと以外にはあまり両方をオススメはできません。片方読めばいいでしょう。
※小説化はチャールズ・オズボーンさん・・・キミ、誰?
で、どっちを読めばいいかというと、戯曲版の方だと思います。クリスティーさんが書いたものだし。評決っていうオマケ戯曲もついてるし。
翻訳も戯曲版の方が圧倒的に面白いです。
登場人物で若い女性が出るんですが、当然ヘイス君は鼻の下を42.195キロほど伸ばし、彼女に「私のペットちゃん」などと呼ばれ、いいようにあしらわれてます。
クリスティーさんて、ヘイスティングズがキライなんじゃないかな?

余談はともかく、舞台で上演されていることを脳内に描きながら読むのがオススメ。面白い1本です。

次の評決ですが、「主人公がクズ」の一語につきます。ムカムカムカムカしながら読み進め、最後の1ページで本を鍋にぶち込んで、3昼夜煮込みたくなるような内容。
※いや、つまりそれくらい作中描写にハマれるという意味です。

クズですなあ主人公・・・

クリスティーさんはお気に入りなのだそうです。独善的過ぎる人は見方を変えると悪でもあるというテーマなんでしょうか。

引き続き短編を読んで行こうと思ってます。

続きを読む以降を見る意味があるのは私だけ。

残り36本。

06:邪悪の家
09:三幕の殺人
12:メソポタミヤの殺人
14:もの言えぬ証人
15:ナイルに死す
22:ホロー荘の殺人
28:鳩のなかの猫
29:複数の時計
30:第三の女
31:ハロウィーン・パーティ
33:カーテン
46:スリーピング・マーダー
50:運命の裏木戸
53:謎のクィン氏
55:死の猟犬
56:リスタデール卿の謎
58:死人の鏡
59:黄色いアイリス
60:ヘラクレスの冒険
61:愛の探偵たち
62:教会で死んだ男
68:蜘蛛の巣
70:海浜の午後
73:チムニーズ館の秘密
74:七つの時計
75:愛の旋律
77:未完の肖像
78:なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?
83:死が最後にやってくる
84:忘られぬ死
85:さあ、あなたの暮らしぶりを話して
88:バグダッドの秘密
89:娘は娘
90:死への旅
91:愛の重さ
96:フランクフルトへの乗客

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