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2010年7月12日 (月)

ギエン星獣

Zm100712_01
夏侯さんからお借りしていたPHP文庫の『魏延』という本を読みました。三国志の中でなぜこの人を選んで1冊小説を書こうと思ったのか、著者の真意はかなり興味をひかれるところですが、そのへんはあとがきに面々と綴られておりました。

しかし魏延ですよ。

「わしを殺せるものがおr・ギェーー」

の人ですよ。著者の苦労がしのばれますが、かなりつらい内容。
後半の楊儀との確執は、客観的に見て「どっちもどっち」って気がします。
楊儀以外にこれといって大きな敵とぶつかってないのも地味にイタイ。
楊儀が小物中の小物というのもイタイ。

演義でのあまりの悪漢としての書かれ方に義憤を感じ、名誉挽回とばかりに忠臣ぶりをアピールしたかったのでしょうが、著者自身が悪漢魏延に引っ張られてしまった気がします。

またこの著者さんのクセなのかもしれませんが、主役以外の描写が随分淡々としていて寂しい限り。関羽なんていつの間にか死んでたし。

ちょっとだけモッタイナイ感のある小説。

個人的にはムリに蜀軍の武将を主役にせずとも、曹仁あたりで1本書いてくれたほうが読み物的には面白い気がします。

引き続き夏侯さんからお借りしてる宮部みゆきモノを読みます。

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