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2009年2月26日 (木)

スケープ強盗

アガサクリスティさんの「予告殺人」を読みました。
この物語はミスマープルのシリーズにあたります。
※以下注意して書いておりますが、ネタバレ駄目!という人は、読まないほうが良いと思います。

ずーっとクリスティさんのポアロシリーズばかり読んでいたので、マープル物を読んだのは今回が初めてです。
これも読み始めると途中で止められないですよ!面白かった!

あらすじ【予告殺人】
田舎の小さな村に配られる地元紙「ギャゼット」の広告欄に、「ミスブラックロック邸で10月29日午後6時半、殺人が行われます」という広告が掲載される。なにごとかと集まる村人達。
予告の時間、館の照明は消え、ひとりの強盗が「手をあげろ」となだれ込んでくる。
暗闇、銃声、悲鳴、怒号
照明が復旧したとき、村人達が見たのは、ギリギリをかすめた銃弾により耳から血を流す程度の軽傷ですんだ老主人ミス・ブラックロックと、胸を撃たれて死んでいる強盗だった。自殺か他殺かはわからない。
警察が「誰かが強盗に罪を着せて、女主人の殺害を企てている」線で捜査を進めていくうち、女主人が亡くなれば変わりに遺産を相続できる消息不明の若い兄妹ピップとエンマが浮かび上がってくる。彼らは村人の誰かに成りすましているのか?
2ヶ月前、ミスブラックロックを訪ねて来て以来居候している遠縁の兄妹バトリックとジュリアは本当に本人たちか?・・・

きわどいあらすじを書いてみました。あらすじ見ると、ものすごく凡庸な内容ですが、いえいえ、そんな単純な事件では無いですよ。

☆強盗はなぜ広告まで出して館に押し入ったか?

☆なぜ女主人ブラックロックは狙われるのか?

☆やがて明らかになるふたりの悪魔ピップとエンマの正体とは?

☆強盗はなぜ殺されたのか?

うーむ。これくらいなら書いてもいいでしょう。これ以上は書けない!!

道端に落ちてある石ころに毎日気をつけて生活している人がほとんどいないように、伏線というものもあまりにも堂々と置いてあると、伏線と気付きにくいものなのだと、改めて気付かされます。

そうですよね。わりと最初から、繰り返し繰り返し、あやしい人物の描写がされてますよね。
狙われている女主人の変わりに遺産相続できるピップとエンマのふたりも、それぞれ別な方角から、別なタイミングで正体を現してくるのも、超絶面白い。

うまいことだまされた感満点です。ポアロのシリーズも集め直しますが、マープルのシリーズを新規に集めるのが楽しみになってきました。

引き続き、ABC殺人事件(ポアロ物)を読みます。

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