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2007年11月21日 (水)

今年度ワースト1読書

金田一耕助シリーズの「悪魔の寵児」読み終わりました。

ヒドイっす。この作品。

エログロナンセンスのカタマリのような作品ですよ。
ちょっと悪ふざけっポイところもあるし。
有名な大作(「手毬唄」とか「笛を吹く」とか)のような格調も、犯人の哀れさも無い、深さゼロの作品でした。
主人公の水上という男にも、まったく感情移入できないし(今回も金田一は脇役)。
誰にもオススメできません。

「オススメできないものをブログ記事に書くのもどうなんだ」という話なんですが、意外と私の読み込みが浅いだけで、あの小説にも深~~いナニかが、あるのかもしれない。無いと思うけど。

心臓剛毛・ドロドロに溶けた鉄をゴクゴク飲んで平気な人、試しに読んでみてください。

とはいえ、文句ばっかりも何ですので、良いところをひとつだけ・・・

・・・無いなあ。

強いて言えば、わりと最初の方で、主人公水上が絶体絶命のピンチに陥る時、金田一が助けてくれるのですが、そこはかなり笑える。JoJo2部の「ワムウからコッソリ逃げるジョセフ」を思い出しました。

「犯人の以外さ」は、けっこう上位クラスかもしれない。
ただ基本的に横溝作品の犯人はだいたい「変態or精神的にヤバイ人の思いつき殺人」とみせかけて、「奸智に長けた人間の緻密な殺人」なので、ずーっと横溝作品を読んでいる人は思ったより簡単に犯人に思い当たるかもしれません。

※ただ、上記法則に「悪霊島」は当てはまりません。

現在までの、私の主観的横溝作品ランキング

1位:悪魔の手毬唄
2位:獄門島
3位:本陣殺人事件
4位:車井戸はなぜ軋る
5位:蝙蝠と蛞蝓
6位:百日紅の下にて
7位:人面蒼
8位:蜃気楼島の情熱
9位:湖泥
10位:黒猫亭事件
11位:睡れる花嫁

--越えられない壁--

最下位ひとつ前:悪霊島
最下位:悪魔の寵児

4位から10位の作品はこれから先、私が「犬神家の一族」「女王蜂」「悪魔が来たりて笛を吹く」などを読んでいくにつれ、入れ替わっていくことでしょう。
特に「悪魔がきたりて笛を吹く」は必ずベスト3に入るに違いない。

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